夢主喋ります!苦手な方は注意してください
ダンロン夢(シリーズごっちゃ)
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今ボクは、ロボット差別に対抗するよりも頭を悩ませている問題がある。それは……
『キーボく〜ん』
「わぁっ!またキミですか…!今日会ったの何回目ですか……」
『え〜それは覚えてないな』
「5回目ですよ!!」
この人の存在だ
何回巻いても 何回突き放しても 何回追い払ってもボクを見つけ出して着いてくる
「何故そんなにもボクに執着するんですか…」
『それは…私がキーボくんを愛しているから?』
「……」
カチンとくる そう易々と愛しているなど言うべきでは…
大前提としてボク達は"男女"であり"異性"でもあるんですよ
この人が発する言葉には重みが全く感じられません
「いいですか!"愛している"なんて言わない方が合理的なんですよ もしボクが勘違いしちゃったらどーするんですか!」
『勘違いしちゃうかもしれないんだ…』
「ましてや付き合ってる仲でもないのに…まぁ、キミの積極性には感心しますがね」
そう言い放ったボクを見て彼女はムッと顔をしかめた
『なんでそんなに冷たいの!』
「キミがグイグイくるからですよ!」
『何度も好きって言い続けてるのに全然伝わらない…私は本気なんだよ…?』
「うぐ……」
彼女がボクのことを好きと言い始めたのはいつからだろうか
確か…入学して1週間ほど経ったある日
"一目惚れしたから付き合って欲しい"と、話しかけられその日以降彼女はボクに付きまとうようになった
別に彼女のことが嫌いなわけじゃない なんなら好意的に思っている
自分を認めてくれて頼まなくてもいくらでも褒めてくれ常に"好き"と言ってくれる
そんな存在を嫌いになるはずがない
…けれど、付き合うとなったら話は別で 恋愛感情を抱いたことがない自分と恋人関係になるなんてとんだ矛盾だ
〇〇さんはボクのことを愛してくれるけれど、ボクは彼女を愛することが出来ないかもしれない。
だって恋をしたことがないのだから
不誠実で不真面目で無責任な恋愛はしたくない そう考えてしまうんです
でも実際そうでしょう?一方的に愛され続ける関係…そんなの"恋人"と言えるのでしょうか?
だからボクは彼女の誘いを断り続ける
『分かってくれないんだったら今日も告白するよ 好きです付き合ってください!』
片手をこちらに差し出し いつものテンションで言葉を発する
「だからボクにはキミと付き合う気など……!」
全てを言い切る前に彼女の言葉が割り込んできた
『…だよね』
「な、何故そんな悲しそうな顔を……」
『へ〜ロボットでも悲しそうな顔ってわかるんだ』
ニヤッと笑う○○さん 悲哀の表情を隠しきれていないのが気になる
「ロボット差別はやめてください!というか…バレバレですよ どうして、今にも泣き出しそうな顔をしていたんですか。」
『泣き出しそうな顔をしてたことはわかるのにその理由はわからないんだ?』
「うぐ…!わ、わかりたいですよ…ボクだって、キミの気持ちが全部知れたらこんな複雑な感情を抱かなくて済んだんです……」
『複雑な感情、って?』
「キミがボクに対して毎回行っている無責任な行動についてです!」
『む、無責任!?』
「付き合って欲しい…そう何度も発言してましたよね…」
『なんでそれが無責任な行動になるの…!?』
「まだわからないんですかっ!」
「多分…恐らく…ボクはキミに恋をしてしまったんです 本当に、多分ですが。」
『そこまで念を押さなくていいよ…でも、そう言ってくれて嬉しい』
さっきまで曇っていた○○さんの表情が一気に晴れた
よかった…と、つい安堵してしまった
『嘘でも…嬉しいよ』
「なっ…!嘘なんかじゃありません!」
『でも急にそんなこと言い出すなんて、私を元気づける為の嘘としか…』
「ボクだってよく理解出来ていないんです!だからキミと見つけていきたいんです…この気持ちの正体を」
笑った彼女を見て安堵したのもそうだ
彼女を好意的に思っているのも
自分が恋人に相応しい存在なのか悩んでいたのも
こんな気持ち、彼女のことを好きじゃないと抱かない。そのはずだと 自分なりに分析してみた
正解はまだ出ていない だから、彼女と付き合うことでこの気持ちの正体を見つけ出せたら…
きっと、ちゃんと、〇〇さんを愛せるはず。
『…それは告白ってことでいいの?』
「まぁ…そういうことになりますね」
ボクがそう返答した瞬間、視界が彼女でいっぱいになった
「わっ…!?急に抱きつかないでくださいよ!誰か来たらどうするんですか…!」
『別にいいじゃん 私たち付き合ったんだし』
「それは…そうかもしれませんが……」
『照れてる?』
「照れてませんっ!」
というのは嘘でしっかりと顔が赤くなってしまっている自分がいる
悪く言えば"とりあえず付き合う"という状況で、それこそ不誠実で不真面目で無責任な恋愛をしているのかもしれない。
でも、彼女のことは嫌いじゃない という自分の想いを信じていこうと思ったのだ
『ねぇ 今からデートしにいこうよ!』
「えっ!?そんな…急すぎます!それに今すぐじゃなくたって…」
『どこに行きたいとかある?』
「ボクの話は完全に無視ですか…うーん そうですね……」
『キミとならどこに行っても楽しいって?』
「そんなこと言ってません!!」
『も〜しょうがないな〜…私もキーボくんとならどこに行っても楽しいよ』
「…っ…!」
天真爛漫で無邪気な○○さんにはこれからも振り回されそうですね
END
『キーボく〜ん』
「わぁっ!またキミですか…!今日会ったの何回目ですか……」
『え〜それは覚えてないな』
「5回目ですよ!!」
この人の存在だ
何回巻いても 何回突き放しても 何回追い払ってもボクを見つけ出して着いてくる
「何故そんなにもボクに執着するんですか…」
『それは…私がキーボくんを愛しているから?』
「……」
カチンとくる そう易々と愛しているなど言うべきでは…
大前提としてボク達は"男女"であり"異性"でもあるんですよ
この人が発する言葉には重みが全く感じられません
「いいですか!"愛している"なんて言わない方が合理的なんですよ もしボクが勘違いしちゃったらどーするんですか!」
『勘違いしちゃうかもしれないんだ…』
「ましてや付き合ってる仲でもないのに…まぁ、キミの積極性には感心しますがね」
そう言い放ったボクを見て彼女はムッと顔をしかめた
『なんでそんなに冷たいの!』
「キミがグイグイくるからですよ!」
『何度も好きって言い続けてるのに全然伝わらない…私は本気なんだよ…?』
「うぐ……」
彼女がボクのことを好きと言い始めたのはいつからだろうか
確か…入学して1週間ほど経ったある日
"一目惚れしたから付き合って欲しい"と、話しかけられその日以降彼女はボクに付きまとうようになった
別に彼女のことが嫌いなわけじゃない なんなら好意的に思っている
自分を認めてくれて頼まなくてもいくらでも褒めてくれ常に"好き"と言ってくれる
そんな存在を嫌いになるはずがない
…けれど、付き合うとなったら話は別で 恋愛感情を抱いたことがない自分と恋人関係になるなんてとんだ矛盾だ
〇〇さんはボクのことを愛してくれるけれど、ボクは彼女を愛することが出来ないかもしれない。
だって恋をしたことがないのだから
不誠実で不真面目で無責任な恋愛はしたくない そう考えてしまうんです
でも実際そうでしょう?一方的に愛され続ける関係…そんなの"恋人"と言えるのでしょうか?
だからボクは彼女の誘いを断り続ける
『分かってくれないんだったら今日も告白するよ 好きです付き合ってください!』
片手をこちらに差し出し いつものテンションで言葉を発する
「だからボクにはキミと付き合う気など……!」
全てを言い切る前に彼女の言葉が割り込んできた
『…だよね』
「な、何故そんな悲しそうな顔を……」
『へ〜ロボットでも悲しそうな顔ってわかるんだ』
ニヤッと笑う○○さん 悲哀の表情を隠しきれていないのが気になる
「ロボット差別はやめてください!というか…バレバレですよ どうして、今にも泣き出しそうな顔をしていたんですか。」
『泣き出しそうな顔をしてたことはわかるのにその理由はわからないんだ?』
「うぐ…!わ、わかりたいですよ…ボクだって、キミの気持ちが全部知れたらこんな複雑な感情を抱かなくて済んだんです……」
『複雑な感情、って?』
「キミがボクに対して毎回行っている無責任な行動についてです!」
『む、無責任!?』
「付き合って欲しい…そう何度も発言してましたよね…」
『なんでそれが無責任な行動になるの…!?』
「まだわからないんですかっ!」
「多分…恐らく…ボクはキミに恋をしてしまったんです 本当に、多分ですが。」
『そこまで念を押さなくていいよ…でも、そう言ってくれて嬉しい』
さっきまで曇っていた○○さんの表情が一気に晴れた
よかった…と、つい安堵してしまった
『嘘でも…嬉しいよ』
「なっ…!嘘なんかじゃありません!」
『でも急にそんなこと言い出すなんて、私を元気づける為の嘘としか…』
「ボクだってよく理解出来ていないんです!だからキミと見つけていきたいんです…この気持ちの正体を」
笑った彼女を見て安堵したのもそうだ
彼女を好意的に思っているのも
自分が恋人に相応しい存在なのか悩んでいたのも
こんな気持ち、彼女のことを好きじゃないと抱かない。そのはずだと 自分なりに分析してみた
正解はまだ出ていない だから、彼女と付き合うことでこの気持ちの正体を見つけ出せたら…
きっと、ちゃんと、〇〇さんを愛せるはず。
『…それは告白ってことでいいの?』
「まぁ…そういうことになりますね」
ボクがそう返答した瞬間、視界が彼女でいっぱいになった
「わっ…!?急に抱きつかないでくださいよ!誰か来たらどうするんですか…!」
『別にいいじゃん 私たち付き合ったんだし』
「それは…そうかもしれませんが……」
『照れてる?』
「照れてませんっ!」
というのは嘘でしっかりと顔が赤くなってしまっている自分がいる
悪く言えば"とりあえず付き合う"という状況で、それこそ不誠実で不真面目で無責任な恋愛をしているのかもしれない。
でも、彼女のことは嫌いじゃない という自分の想いを信じていこうと思ったのだ
『ねぇ 今からデートしにいこうよ!』
「えっ!?そんな…急すぎます!それに今すぐじゃなくたって…」
『どこに行きたいとかある?』
「ボクの話は完全に無視ですか…うーん そうですね……」
『キミとならどこに行っても楽しいって?』
「そんなこと言ってません!!」
『も〜しょうがないな〜…私もキーボくんとならどこに行っても楽しいよ』
「…っ…!」
天真爛漫で無邪気な○○さんにはこれからも振り回されそうですね
END
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