夢主喋ります!苦手な方は注意してください
ダンロン夢(シリーズごっちゃ)
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人というのはいとも簡単に感情を変えてしまうもので
わかりやすい例えの1つに"態度"がある
今まで愛して 愛されて 愛し続けた そんな幸せな関係を築いていたのに、ある出来事をキッカケに全てが嫌になってしまう それを人間の言葉では拒絶と言う
─────────────────────
深夜、カモメすらもいない 特に風が強い日の冬の海
それはまるで 言い合って喧嘩をしているような声色で…
「なんでですか!?いいから早くボクと一緒に死んでください!」
物騒な言葉が波の音と共に耳へ入った
「言いましたよね…もう解決方法なんて無いんですよ」
〇〇の胸が締め付けられる なんでこんなことになってしまったのか
……ずっと知らん振りをしていたい
原因が自分だということを理解したくなかったのだ。
時は少し遡って1週間前
本当に些細なことで喧嘩して 今まで溜まっていたもの全てがその時に爆発したのだ
本当に、本当に、貴方は悪くないのに
…なんて 今更で自分勝手な考えをしていた
5階から真っ逆さまに沈んでいった時の感覚が未だに忘れられない
空がどんどん離れていって 一瞬後悔して 堕ちた。
私が天使だったら飛べたのに 地獄にすら行けない愚かな人間
目が覚めたら病室で、足元に目線を移すと
……奇跡
そう〇〇はボソッと呟いた
後悔した理由 簡単にまとめれば
"もう歩けないかもしれない"
"喋れなくなったらどうしよう"
そんな生き地獄を想像していた
「あの時は皆さんの"超高校級の力"でどうにかなりましたけど…」
「ボクはキミが心配なんです」
キーボはキーボなりに本当に些細なことで喧嘩した時のことを後悔していて
一生満たされるのことない、溝のような…ドス黒く渦巻いた何かが2人の間に出来てしまったのだ。
「…ロボットに死ってあるんでしょうか?人間のように心臓がある訳では無いですし 壊れても直せばいい」
不確定な死を迎える怖さがまったく無いわけでは無い
ただ不器用なだけで、ここから這い上がる方法をまだ知らなかった。それだけの事。
「も、もし〇〇さんがボクと一緒に海へ落ちてくれなかったら 無理矢理にでも引きずり込みますから…!」
脅しの言葉を発するには似合わない声が震えていた
「腕の力は無いですけど…体重は89kgもありますし全体重をキミに掛けたら……」
〇〇は2度目の堕天など味わいたくないだろう
けれど、終わりが目に見えない海の底
5階の柵の外に立つよりは…
2人ならば何処までも沈んでいけるだろう
本物の天使になれるかもしれない…
そんなことを考えてしまうほど、既に堕ち切る所まで堕ちていたのだ。
「ッ…風が強いですね 砂浜に居た時よりも余計威力が増しているような…防波堤に立っているからでしょうか……」
作り物の羽根でもいいから
ここでは無いどこかへ 悩みなんて無い世界へ行きたい
「わっ!?な、なんですか!?ボクと手を繋いでも手は温まりませんよ…」
憂いの感情に安泰を求め、〇〇はキーボという作り物のロボットと手を結んだ
こんな失礼な考えを口に出したらいつものように怒られるんだろうなぁ
と、〇〇は目の前の人を見て思った。
「……」
「キミの考えていることは理解できません」
「でも…それが普通なんでしょうか」
「〇〇さんの行動パターンや口ぐせ、歩く速度 睡眠時間や好物……ボクのことが好きだってことも、記憶したはずなのに…」
「ッ…キミが止めてくれるのを待ってた…!それなのになんで、そんな顔が…できる、んですか……」
「…帰りましょう 今日のことは忘れてください 全部ボクが悪かったんです…こんな所に連れてきてしまって…」
「でも…!ボク、本当は〇〇さんと
突風で聞こえなかった声の代わりに、驚いた顔の2人を背景にして"バシャン"という水の音が鳴り響いた。
今日は風が強い
END…?
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人というのはいとも簡単に感情を変えてしまうもので
わかりやすい例えの1つに"態度"がある
今まで愛して 愛されて 愛し続けた そんな幸せな関係を築いていたのに、ある出来事をキッカケに全てが嫌になってしまう それを人間の言葉では拒絶と言う
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深夜、カモメすらもいない 特に風が強い日の冬の海
それはまるで 言い合って喧嘩をしているような声色で…
「なんでですか!?いいから早くボクと一緒に死んでください!」
物騒な言葉が波の音と共に耳へ入った
「言いましたよね…もう解決方法なんて無いんですよ」
〇〇の胸が締め付けられる なんでこんなことになってしまったのか
……ずっと知らん振りをしていたい
原因が自分だということを理解したくなかったのだ。
時は少し遡って1週間前
本当に些細なことで喧嘩して 今まで溜まっていたもの全てがその時に爆発したのだ
本当に、本当に、貴方は悪くないのに
…なんて 今更で自分勝手な考えをしていた
5階から真っ逆さまに沈んでいった時の感覚が未だに忘れられない
空がどんどん離れていって 一瞬後悔して 堕ちた。
私が天使だったら飛べたのに 地獄にすら行けない愚かな人間
目が覚めたら病室で、足元に目線を移すと
……奇跡
そう〇〇はボソッと呟いた
後悔した理由 簡単にまとめれば
"もう歩けないかもしれない"
"喋れなくなったらどうしよう"
そんな生き地獄を想像していた
「あの時は皆さんの"超高校級の力"でどうにかなりましたけど…」
「ボクはキミが心配なんです」
キーボはキーボなりに本当に些細なことで喧嘩した時のことを後悔していて
一生満たされるのことない、溝のような…ドス黒く渦巻いた何かが2人の間に出来てしまったのだ。
「…ロボットに死ってあるんでしょうか?人間のように心臓がある訳では無いですし 壊れても直せばいい」
不確定な死を迎える怖さがまったく無いわけでは無い
ただ不器用なだけで、ここから這い上がる方法をまだ知らなかった。それだけの事。
「も、もし〇〇さんがボクと一緒に海へ落ちてくれなかったら 無理矢理にでも引きずり込みますから…!」
脅しの言葉を発するには似合わない声が震えていた
「腕の力は無いですけど…体重は89kgもありますし全体重をキミに掛けたら……」
〇〇は2度目の堕天など味わいたくないだろう
けれど、終わりが目に見えない海の底
5階の柵の外に立つよりは…
2人ならば何処までも沈んでいけるだろう
本物の天使になれるかもしれない…
そんなことを考えてしまうほど、既に堕ち切る所まで堕ちていたのだ。
「ッ…風が強いですね 砂浜に居た時よりも余計威力が増しているような…防波堤に立っているからでしょうか……」
作り物の羽根でもいいから
ここでは無いどこかへ 悩みなんて無い世界へ行きたい
「わっ!?な、なんですか!?ボクと手を繋いでも手は温まりませんよ…」
憂いの感情に安泰を求め、〇〇はキーボという作り物のロボットと手を結んだ
こんな失礼な考えを口に出したらいつものように怒られるんだろうなぁ
と、〇〇は目の前の人を見て思った。
「……」
「キミの考えていることは理解できません」
「でも…それが普通なんでしょうか」
「〇〇さんの行動パターンや口ぐせ、歩く速度 睡眠時間や好物……ボクのことが好きだってことも、記憶したはずなのに…」
「ッ…キミが止めてくれるのを待ってた…!それなのになんで、そんな顔が…できる、んですか……」
「…帰りましょう 今日のことは忘れてください 全部ボクが悪かったんです…こんな所に連れてきてしまって…」
「でも…!ボク、本当は〇〇さんと
突風で聞こえなかった声の代わりに、驚いた顔の2人を背景にして"バシャン"という水の音が鳴り響いた。
今日は風が強い
END…?
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