夢主喋ります!苦手な方は注意してください
ダンロン夢(シリーズごっちゃ)
空欄の場合は〇〇になります
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機械をバラす行為と人間をバラバラにする行為は似てると思った
根本的には同じで、理由が違うだけ。
機械をバラす時は壊れた"それ"を直そうとして解体して、原因を取り除いて、また組み直す
でも人間の時はそんな風に上手くいかなくて 1回バラバラにしたらもう取り返しがつかなくなる
「まさか、超高校級のメカニックの腕がここで活かせるとはなァ……」
そんなことを考えていた時もあったなと 思い出しながら血濡れた手で顔を拭く
周りが絶望に侵されたこの世界で珍しく希望を持って生き延びていた人間がいた
それは〇〇って名前のオレが大好きだった…
いや、相思相愛ではあった 付き合ってはなかったけどな
目覚まし時計を直すように まずネジを取って外側のカバーを外していく
それと同じで鋭利な刃物を〇〇の腕に当てて皮をめくって剥いでいく
「まだ少し温かいな 死んだばっかだからか」
はぁ…〇〇も早くこっちに堕ちればよかったのに…
まぁ、絶望に染まるより自ら命を絶つ方が良いと判断したのはアイツ自身だ
そしてオレは今、〇〇を一生懸命にバラしてる
完全に自己満ってやつだ どんな骨格なのか、骨の太さとか、骨を砕いて舐めたらどんな味がするのか、オレはひたすらに〇〇の 中 が気になっていた。
目の前で首をかっさばいた時は流石に驚いたぜ…見た感じオレの目の前で死にたかったんだろうな
でも そんときに飛び散った血を見たら、身体がゾクゾクして…あぁ、やっとオレに全てを見せてくれるのか…
なんて思ったりして
「出来た…!」
身体についてあった肉も皮も全てどけて骨だけになった〇〇の姿は新鮮だ
オレだけに見せてくれるこの姿が…嬉しくて、楽しくて、今までの思い出が全部薄まっていくような そんな興奮に見舞われている
これはただの興奮じゃない 圧倒的な 大きい絶望を感じる…!!
「…絶望……?なんでだ…?」
おかしい。これがオレの望んだ"絶望"なのか?
〇〇が死んで しかも自害を選んで それで皮も肉も全部取って それで満足してるのか?オレは
「あれっ、な、なんでオレ 泣いて、」
目の前がぼやけて床に広がっている〇〇から出た"赤"が自分の涙でどんどん薄まっていく
「まるで〇〇が死んで悲しんでるみてーじゃんか…そんな訳…そんなはずないのにな……あれ…ははっ…」
血でベトベトの手袋を乱暴に少しヤケクソに投げ 1つ深呼吸をしてから自分の目を手で拭う。
「うぅう…あぁぁぁ…ッ…!なんで…!なんでだよ…!!」
心臓がキューッと締まる感覚がわかる
胸に手を当ててみなくても心臓が早く動いていることもわかる
唯一わからないのが自分の気持ちだ
こんなに苦しくて切なくて全てが嫌になりそうなそんな感覚 さっきまで抱いていなかったのに
「……さっき身体がゾクゾクしてたのって」
急いで自分の腕を撫でてみる
あぁ、違う あれは興奮してたんじゃない 鳥肌が立ってたんだ
背筋がピーンと伸びる それと同時に自分の愚かさにも気づいた
〇〇が目の前で死んで嬉しいと思ってたのになぁ
「こんな姿、誰にも見せらんねぇ…!」
そう考えてから行動に移すのは速かった
見られてしまったら他の奴らに殺されるかもしれないから?
裏切った なんて勘違いをされたらめんどくせーから?
それとも……
デカくて黒いゴミ袋に〇〇を入れる 血は後で拭こう
いや、別にそれはいいか…ここに血が広がってたってどうせ誰も気にしない
だってこんな世界だ
それに、〇〇が生きていた証を消したくない
こんな感情を抱いてしまうのも全て絶望に染まってしまったせい
歪んでいるんだ、オレはもう。
「山にでも行こうと思ったけど…こっから歩いていくとなると すげー時間かかるなァ どーすっか…」
〇〇を隠すのに必死でそこからのことを考えていなかった
「……あ、」
そういえば仲間の1人が趣味の悪いオシオキ用にホルマリンを大量に持ってきてたんだった
オレんとこに置いてくなよ!ってその時は注意したけど それを使わせてもらうか
生きた人間をそのままホルマリン漬けにしたときは こいつやるじゃん! ってテンション上がってたけどよぉ…今思い出すと 本っ当…思い出したくもねぇな……
見つかったら見つかったでまぁなんとか言い訳して誤魔化すか
オレが泣いてたって事実がバレなきゃいいもんな
手袋をして、ゴーグルとマスクを付ける
むせそうになりながらも何とかグチャグチャの〇〇をホルマリンに入れることが出来た
〇〇を殺してから5時間は経っているだろうか
オレは椅子に寄りかかって放心状態だった
こんな時、〇〇ならなんて言ってくれるだろうか。
怒ってくれる?悲しんでくれる?同情してくれる?答えはもう聞けないのに
「あ〜〜〜…」
─────────────────
「おい!ちょっと待てって…!」
手を伸ばして追いかけた先には〇〇がいた
「ハァハァ…おまえさぁ…ほんっとオレと追いかけっこするの好きだよなぁ?もうオレら高校生だぜ?」
「走り回る割にはお前そんな体力ねーしな」
そうイジると軽く…いや割と強く腕を殴られた
「いってぇ!?なんだよ〜…ちょっと言っただけじゃんか…」
「でもよ やっぱ放課後と休日にしか会えないってなんか変な感じだよな」
〇〇とオレは中学が同じだった
3年間、たまたまずっとクラスが一緒になるもんだから まぁなんとなくの流れで仲良くなるもんで
気も合ってたし、つるみやすかった
オレが髪を染めてコンタクトをして見た目がガラッと変わった時も 周りのヤツらみたいにオレから離れることはなくて今まで通りに遊んでくれた
そんな〇〇に惹かれていったんだ
波長の合うオレらだからわかった。
お互いに惹かれあっているのも それを口に出さない理由も、きっと同じだった
この関係が終わってしまうのが寂しかったから
壊れてしまうのが怖いとかじゃない
まだこの関係を続けたかっただけ
でも こんなもどかしいことを続けたい訳じゃなくて、高校を卒業したら告白しようと思ってた
告白するまでに〇〇が他の男のことを好きになりませんよーに!って毎夜願ってたんだ
いや…オレが言えることじゃないような気もするけど 自信なくなってきた…
大好きな〇〇にこの気持ちを直接伝えるまであと数年
あ〜あ 明日の放課後はどこに行こうかな!
─────────────────
「……っは…!」
寝落ちしてた それに昔のことを思い出すなんて余計辛い
現実を突きつけられたような
「いてぇ〜……」
変な姿勢で身体を支えて椅子で寝てたからか 腕が痛い
この痛みが、〇〇から殴られたせいの痛みじゃないことを改めて確認する。
寝る前に頭の中をグルグルさせながら考えてたことを整理整頓してみる
「…未来、機関……」
そんな鬱陶しい機関が存在しているらしい
前に
"キミを救ってみせる 一緒に来ないか?"
なんてくだらねーことをアホ毛が特徴の男に言われた気がする
そんときはぜってーに嫌だ!と思って走って撒いたけどよ
もし、あいつらに捕まることでオレが変われるなら
〇〇の想う未来になれるなら
「…うっし……ちょっくら罠にでもかかってくるかな」
少し重い腰を上げて 数時間前まで生きていた〇〇へ容器越しに別れを告げた
「次オレが帰ってきた時はちゃーんと墓に入れてやっから!」
だから、待っててな と小さく呟き
振り返してくれるわけがないけれど手を軽くヒラヒラと振った
パチッ
「あ、れ」
起きた!という日向の声が響く
周りの皆も…生きて…
「な、何が起こってるんだよ オレたち…あれ…?」
頭が混乱して言葉が上手く出てこない
なので事の顛末を軽く説明してもらった
「は、ははは…な〜んだ…オレ、夢の中でも夢見て…そもそも夢だったのか?どこまでが現実なんだか……」
頭を抱える 文字通り、頭を手で覆った
そして気づいた
「……!〇〇は…」
バッと身体を起こし まだふらつく足で歩こうとしたその時
『おはよう』
その一言が聞こえた、振り返らなくても分かる。
あぁ、〇〇だ。
この世界の情勢とか、なんでこんな状況なのかとか、クラスメイトに見られて恥ずかしいとか、
今はそんなのどうでもいい
ただ〇〇に抱きつくことだけ それだけに必死だった
END
根本的には同じで、理由が違うだけ。
機械をバラす時は壊れた"それ"を直そうとして解体して、原因を取り除いて、また組み直す
でも人間の時はそんな風に上手くいかなくて 1回バラバラにしたらもう取り返しがつかなくなる
「まさか、超高校級のメカニックの腕がここで活かせるとはなァ……」
そんなことを考えていた時もあったなと 思い出しながら血濡れた手で顔を拭く
周りが絶望に侵されたこの世界で珍しく希望を持って生き延びていた人間がいた
それは〇〇って名前のオレが大好きだった…
いや、相思相愛ではあった 付き合ってはなかったけどな
目覚まし時計を直すように まずネジを取って外側のカバーを外していく
それと同じで鋭利な刃物を〇〇の腕に当てて皮をめくって剥いでいく
「まだ少し温かいな 死んだばっかだからか」
はぁ…〇〇も早くこっちに堕ちればよかったのに…
まぁ、絶望に染まるより自ら命を絶つ方が良いと判断したのはアイツ自身だ
そしてオレは今、〇〇を一生懸命にバラしてる
完全に自己満ってやつだ どんな骨格なのか、骨の太さとか、骨を砕いて舐めたらどんな味がするのか、オレはひたすらに〇〇の 中 が気になっていた。
目の前で首をかっさばいた時は流石に驚いたぜ…見た感じオレの目の前で死にたかったんだろうな
でも そんときに飛び散った血を見たら、身体がゾクゾクして…あぁ、やっとオレに全てを見せてくれるのか…
なんて思ったりして
「出来た…!」
身体についてあった肉も皮も全てどけて骨だけになった〇〇の姿は新鮮だ
オレだけに見せてくれるこの姿が…嬉しくて、楽しくて、今までの思い出が全部薄まっていくような そんな興奮に見舞われている
これはただの興奮じゃない 圧倒的な 大きい絶望を感じる…!!
「…絶望……?なんでだ…?」
おかしい。これがオレの望んだ"絶望"なのか?
〇〇が死んで しかも自害を選んで それで皮も肉も全部取って それで満足してるのか?オレは
「あれっ、な、なんでオレ 泣いて、」
目の前がぼやけて床に広がっている〇〇から出た"赤"が自分の涙でどんどん薄まっていく
「まるで〇〇が死んで悲しんでるみてーじゃんか…そんな訳…そんなはずないのにな……あれ…ははっ…」
血でベトベトの手袋を乱暴に少しヤケクソに投げ 1つ深呼吸をしてから自分の目を手で拭う。
「うぅう…あぁぁぁ…ッ…!なんで…!なんでだよ…!!」
心臓がキューッと締まる感覚がわかる
胸に手を当ててみなくても心臓が早く動いていることもわかる
唯一わからないのが自分の気持ちだ
こんなに苦しくて切なくて全てが嫌になりそうなそんな感覚 さっきまで抱いていなかったのに
「……さっき身体がゾクゾクしてたのって」
急いで自分の腕を撫でてみる
あぁ、違う あれは興奮してたんじゃない 鳥肌が立ってたんだ
背筋がピーンと伸びる それと同時に自分の愚かさにも気づいた
〇〇が目の前で死んで嬉しいと思ってたのになぁ
「こんな姿、誰にも見せらんねぇ…!」
そう考えてから行動に移すのは速かった
見られてしまったら他の奴らに殺されるかもしれないから?
裏切った なんて勘違いをされたらめんどくせーから?
それとも……
デカくて黒いゴミ袋に〇〇を入れる 血は後で拭こう
いや、別にそれはいいか…ここに血が広がってたってどうせ誰も気にしない
だってこんな世界だ
それに、〇〇が生きていた証を消したくない
こんな感情を抱いてしまうのも全て絶望に染まってしまったせい
歪んでいるんだ、オレはもう。
「山にでも行こうと思ったけど…こっから歩いていくとなると すげー時間かかるなァ どーすっか…」
〇〇を隠すのに必死でそこからのことを考えていなかった
「……あ、」
そういえば仲間の1人が趣味の悪いオシオキ用にホルマリンを大量に持ってきてたんだった
オレんとこに置いてくなよ!ってその時は注意したけど それを使わせてもらうか
生きた人間をそのままホルマリン漬けにしたときは こいつやるじゃん! ってテンション上がってたけどよぉ…今思い出すと 本っ当…思い出したくもねぇな……
見つかったら見つかったでまぁなんとか言い訳して誤魔化すか
オレが泣いてたって事実がバレなきゃいいもんな
手袋をして、ゴーグルとマスクを付ける
むせそうになりながらも何とかグチャグチャの〇〇をホルマリンに入れることが出来た
〇〇を殺してから5時間は経っているだろうか
オレは椅子に寄りかかって放心状態だった
こんな時、〇〇ならなんて言ってくれるだろうか。
怒ってくれる?悲しんでくれる?同情してくれる?答えはもう聞けないのに
「あ〜〜〜…」
─────────────────
「おい!ちょっと待てって…!」
手を伸ばして追いかけた先には〇〇がいた
「ハァハァ…おまえさぁ…ほんっとオレと追いかけっこするの好きだよなぁ?もうオレら高校生だぜ?」
「走り回る割にはお前そんな体力ねーしな」
そうイジると軽く…いや割と強く腕を殴られた
「いってぇ!?なんだよ〜…ちょっと言っただけじゃんか…」
「でもよ やっぱ放課後と休日にしか会えないってなんか変な感じだよな」
〇〇とオレは中学が同じだった
3年間、たまたまずっとクラスが一緒になるもんだから まぁなんとなくの流れで仲良くなるもんで
気も合ってたし、つるみやすかった
オレが髪を染めてコンタクトをして見た目がガラッと変わった時も 周りのヤツらみたいにオレから離れることはなくて今まで通りに遊んでくれた
そんな〇〇に惹かれていったんだ
波長の合うオレらだからわかった。
お互いに惹かれあっているのも それを口に出さない理由も、きっと同じだった
この関係が終わってしまうのが寂しかったから
壊れてしまうのが怖いとかじゃない
まだこの関係を続けたかっただけ
でも こんなもどかしいことを続けたい訳じゃなくて、高校を卒業したら告白しようと思ってた
告白するまでに〇〇が他の男のことを好きになりませんよーに!って毎夜願ってたんだ
いや…オレが言えることじゃないような気もするけど 自信なくなってきた…
大好きな〇〇にこの気持ちを直接伝えるまであと数年
あ〜あ 明日の放課後はどこに行こうかな!
─────────────────
「……っは…!」
寝落ちしてた それに昔のことを思い出すなんて余計辛い
現実を突きつけられたような
「いてぇ〜……」
変な姿勢で身体を支えて椅子で寝てたからか 腕が痛い
この痛みが、〇〇から殴られたせいの痛みじゃないことを改めて確認する。
寝る前に頭の中をグルグルさせながら考えてたことを整理整頓してみる
「…未来、機関……」
そんな鬱陶しい機関が存在しているらしい
前に
"キミを救ってみせる 一緒に来ないか?"
なんてくだらねーことをアホ毛が特徴の男に言われた気がする
そんときはぜってーに嫌だ!と思って走って撒いたけどよ
もし、あいつらに捕まることでオレが変われるなら
〇〇の想う未来になれるなら
「…うっし……ちょっくら罠にでもかかってくるかな」
少し重い腰を上げて 数時間前まで生きていた〇〇へ容器越しに別れを告げた
「次オレが帰ってきた時はちゃーんと墓に入れてやっから!」
だから、待っててな と小さく呟き
振り返してくれるわけがないけれど手を軽くヒラヒラと振った
パチッ
「あ、れ」
起きた!という日向の声が響く
周りの皆も…生きて…
「な、何が起こってるんだよ オレたち…あれ…?」
頭が混乱して言葉が上手く出てこない
なので事の顛末を軽く説明してもらった
「は、ははは…な〜んだ…オレ、夢の中でも夢見て…そもそも夢だったのか?どこまでが現実なんだか……」
頭を抱える 文字通り、頭を手で覆った
そして気づいた
「……!〇〇は…」
バッと身体を起こし まだふらつく足で歩こうとしたその時
『おはよう』
その一言が聞こえた、振り返らなくても分かる。
あぁ、〇〇だ。
この世界の情勢とか、なんでこんな状況なのかとか、クラスメイトに見られて恥ずかしいとか、
今はそんなのどうでもいい
ただ〇〇に抱きつくことだけ それだけに必死だった
END
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