夢主喋ります!苦手な方は注意してください
ウソゴク短編夢
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放課後、何だか家に帰りたくなくて学校の近くの公園でぼーっとしていた
いつもはこんな気持ちにならないのに
家でも特に嫌なことはないし、学校も…まぁ、男子は騒がしいけどそれなりに上手くやってる
ブランコにゆらゆら揺れてぬるい風が頬を撫でる
『そっか…もうすぐ夏だ…』
なんて独り言を呟く 暖かくなってきたからと言って油断してるとすぐ夜が来て暗くなってきてしまうから余計に早く帰らなければいけないのに…
足が、動かない…なんか気分じゃない、なんか…
「なんでだろーな?」
『う、うわっ!?』
私の心を見透かしたかのような発言をする なんだ、ゴクオーくんか…いや、なんでここに?
しかも気づかないうちにもう片方の空いていたブランコに足をぷらーんとさせながら座っている
『ゴクオー…くん…?私に何か用?』
「いや〜シガレッチョを買いに行こうと思って歩いてたら〇〇ちゃんの姿が見えたからちょっち挨拶しようと思って」
そう"ケケケ"と笑い声を出しながら喋る彼の顔はどこか…安心する というより "ドキドキ"する
それもそのはず、私は彼に恋をしているから。
隣から声が聞こえた時は心臓が口から飛び出そうだった
『そう、なんだ…でももう暗くなっちゃうんじゃない?門限とか大丈夫なの?』
「そう言う〇〇ちゃんはだいじょーぶなの?」
『あっ…』
確かに人の心配より自分のことを気にしなければいけなかった
『いまっ…何時…!?』
「5時」
ゴクオーくんは手をパッと広げながらそう答える
『あ、あ〜……』
「その様子じゃもう手遅れみたいだね?」
『うん…』
私の家は5時が門限だ うう…お母さんに怒られる…嫌だなぁ…余計帰りたくないや…
「門限を破った…ねぇ…学校で出される宿題の提出期限は守るし、廊下でも走ったことが無い〇〇ちゃんが破るくらいの理由って何?オレっち気になる!」
そんなキラキラした目で見られるほどの理由じゃないのに…
『な…なんとなく、だよ』
「へ?」
『私もよく分からないんだ。何故か今日は家に帰りたくなくて…本当に気分なんだと思う』
「…ふーん」
『ごめんね!こんな話しちゃって つまらないよね…へへ…』
好きな人に"こんな顔"をさせるのが存外心にくるだなんて、知らなかった…
「(じー)」
『…なっなに 残念だけどゴクオーくんの好きなウソはついてないよ』
「ケケケッ!〇〇ちゃんが"ウソをついてない"ってことも既に知ってるぜ オレっちウソに関しては地獄耳なんだ」
「それに…〇〇ちゃんの本音が聞けてよかったよ」
『よかっ…た?』
「あぁ、本当に悩んでるみたいだしオレっちと一緒におしゃべりでもして気分転換しようぜ」
"一緒におしゃべり"この一言で少し心が軽くなった気がした
原因が分からない悩みってずっともやもやしちゃって、
実は日々の嫌な出来事の積み重ねでこんな気持ちになっちゃうのかなって 余計もやもやしてたけど、
ゴクオーくんと過ごすこの時間は…この時間だけは悩みを忘れられた、そんな気がした。
─────────────────────
『あはは……って、あれっ今何時!?』
「6時」
ゴクオーくんは手をパッと広げ人差し指を手のひらに添えそう答える
『わぁぁぁ…!?こんな時間に1人で出歩いたの初めてだよ…』
「オレっちもいるじゃん」
『いや…そうだけど…!どうやってお母さんに説明しよう…』
「ん〜…ま、とりあえず帰ろーよ 家まで送るぜ?」
ニコッと笑う彼の姿を見てさっきまで緊張してた私の頬もつい緩みそうになった
『はぁ……』
「そう落ち込むなって オレっちと喋ってる間の〇〇ちゃん、ちょー笑顔だったし!」
『本当?』
「ケケケ!ウソじゃないぜ?」
『ゴクオーくんのことだからなぁ…』
「え〜?オレっちたち この1時間で仲良くなったつもりだったのによぉ」
『…ふふふっ ウソ、だよ ゴクオーくんと話してる時めっちゃ楽しかった!』
「…!」
『騙された?』
「…まぁな」
『な〜んか素っ気ないなー…』
「次からオレっちにウソをつく時は暴き甲斐があるウソついてくれよ?」
『はいはい』
楽しい時間もすぐ過ぎ、家に到着してしまった。
母親にどう説明すればいいか玄関の前で悩んでいると
「よっと」
『あっ、ちょっと!』
ゴクオーくんが私のポケットから勝手に家の鍵を取りだしドアを開けた
言い訳を考える暇も与えてくれないのか…!
扉を開けた…いや、開けられた 私の目の前には仁王立ちしているお母さんの姿が
『ひぃぃ…!あ、あのママ、これには理由が…』
「あ!〇〇ちゃんのお母様ですか!」
『ちょっ、えっ!?』
一体何を言い出すのかとビクビクしていると
「いや〜実はオレっちが放課後〇〇ちゃんを遊びに誘って、帰ろうとする〇〇ちゃんを引き止めてまで遊んでたものですからいつの間にかこんな時間になってしまい…」
ペコペコと浅くお辞儀をしながらつらつらと喋るその姿はまるで言い慣れているかのような"ウソ"だった
小学生がそんな大人びたことを言うものだからお母さんはポカーンとして、すっかり怒る気も失せているようだ
「本当にごめんなさい!大事な娘さんをこんな時間まで引き連れてしまって!」
『…』
だったらしょうがないか…という顔をした母親の反応を見て
「ではオレっちはこれで!〇〇ちゃん、また遊ぼーぜ 次はちゃんと門限までに帰すからさ!」
『あっ、うん!』
対応が慣れているゴクオーくんを見て圧倒されてた 危ない危ない…
この後、お母さんから色々聞かれるに決まってる…身構えとかなきゃ
するとお母さんが口を開いた
『その、君の名前を聞いてもいいかな?私も娘のお友達の名前は覚えておきたいんだ』
ゴクオーくんは少し考えて
「将来〇〇ちゃんの夫になるゴクオーと言います!」
なんて衝撃発言をしながら彼は走り去っていった
『う…ウソツキー!!』
遠ざかっていく彼の背中めがけてそのセリフを吐き捨てた
END
いつもはこんな気持ちにならないのに
家でも特に嫌なことはないし、学校も…まぁ、男子は騒がしいけどそれなりに上手くやってる
ブランコにゆらゆら揺れてぬるい風が頬を撫でる
『そっか…もうすぐ夏だ…』
なんて独り言を呟く 暖かくなってきたからと言って油断してるとすぐ夜が来て暗くなってきてしまうから余計に早く帰らなければいけないのに…
足が、動かない…なんか気分じゃない、なんか…
「なんでだろーな?」
『う、うわっ!?』
私の心を見透かしたかのような発言をする なんだ、ゴクオーくんか…いや、なんでここに?
しかも気づかないうちにもう片方の空いていたブランコに足をぷらーんとさせながら座っている
『ゴクオー…くん…?私に何か用?』
「いや〜シガレッチョを買いに行こうと思って歩いてたら〇〇ちゃんの姿が見えたからちょっち挨拶しようと思って」
そう"ケケケ"と笑い声を出しながら喋る彼の顔はどこか…安心する というより "ドキドキ"する
それもそのはず、私は彼に恋をしているから。
隣から声が聞こえた時は心臓が口から飛び出そうだった
『そう、なんだ…でももう暗くなっちゃうんじゃない?門限とか大丈夫なの?』
「そう言う〇〇ちゃんはだいじょーぶなの?」
『あっ…』
確かに人の心配より自分のことを気にしなければいけなかった
『いまっ…何時…!?』
「5時」
ゴクオーくんは手をパッと広げながらそう答える
『あ、あ〜……』
「その様子じゃもう手遅れみたいだね?」
『うん…』
私の家は5時が門限だ うう…お母さんに怒られる…嫌だなぁ…余計帰りたくないや…
「門限を破った…ねぇ…学校で出される宿題の提出期限は守るし、廊下でも走ったことが無い〇〇ちゃんが破るくらいの理由って何?オレっち気になる!」
そんなキラキラした目で見られるほどの理由じゃないのに…
『な…なんとなく、だよ』
「へ?」
『私もよく分からないんだ。何故か今日は家に帰りたくなくて…本当に気分なんだと思う』
「…ふーん」
『ごめんね!こんな話しちゃって つまらないよね…へへ…』
好きな人に"こんな顔"をさせるのが存外心にくるだなんて、知らなかった…
「(じー)」
『…なっなに 残念だけどゴクオーくんの好きなウソはついてないよ』
「ケケケッ!〇〇ちゃんが"ウソをついてない"ってことも既に知ってるぜ オレっちウソに関しては地獄耳なんだ」
「それに…〇〇ちゃんの本音が聞けてよかったよ」
『よかっ…た?』
「あぁ、本当に悩んでるみたいだしオレっちと一緒におしゃべりでもして気分転換しようぜ」
"一緒におしゃべり"この一言で少し心が軽くなった気がした
原因が分からない悩みってずっともやもやしちゃって、
実は日々の嫌な出来事の積み重ねでこんな気持ちになっちゃうのかなって 余計もやもやしてたけど、
ゴクオーくんと過ごすこの時間は…この時間だけは悩みを忘れられた、そんな気がした。
─────────────────────
『あはは……って、あれっ今何時!?』
「6時」
ゴクオーくんは手をパッと広げ人差し指を手のひらに添えそう答える
『わぁぁぁ…!?こんな時間に1人で出歩いたの初めてだよ…』
「オレっちもいるじゃん」
『いや…そうだけど…!どうやってお母さんに説明しよう…』
「ん〜…ま、とりあえず帰ろーよ 家まで送るぜ?」
ニコッと笑う彼の姿を見てさっきまで緊張してた私の頬もつい緩みそうになった
『はぁ……』
「そう落ち込むなって オレっちと喋ってる間の〇〇ちゃん、ちょー笑顔だったし!」
『本当?』
「ケケケ!ウソじゃないぜ?」
『ゴクオーくんのことだからなぁ…』
「え〜?オレっちたち この1時間で仲良くなったつもりだったのによぉ」
『…ふふふっ ウソ、だよ ゴクオーくんと話してる時めっちゃ楽しかった!』
「…!」
『騙された?』
「…まぁな」
『な〜んか素っ気ないなー…』
「次からオレっちにウソをつく時は暴き甲斐があるウソついてくれよ?」
『はいはい』
楽しい時間もすぐ過ぎ、家に到着してしまった。
母親にどう説明すればいいか玄関の前で悩んでいると
「よっと」
『あっ、ちょっと!』
ゴクオーくんが私のポケットから勝手に家の鍵を取りだしドアを開けた
言い訳を考える暇も与えてくれないのか…!
扉を開けた…いや、開けられた 私の目の前には仁王立ちしているお母さんの姿が
『ひぃぃ…!あ、あのママ、これには理由が…』
「あ!〇〇ちゃんのお母様ですか!」
『ちょっ、えっ!?』
一体何を言い出すのかとビクビクしていると
「いや〜実はオレっちが放課後〇〇ちゃんを遊びに誘って、帰ろうとする〇〇ちゃんを引き止めてまで遊んでたものですからいつの間にかこんな時間になってしまい…」
ペコペコと浅くお辞儀をしながらつらつらと喋るその姿はまるで言い慣れているかのような"ウソ"だった
小学生がそんな大人びたことを言うものだからお母さんはポカーンとして、すっかり怒る気も失せているようだ
「本当にごめんなさい!大事な娘さんをこんな時間まで引き連れてしまって!」
『…』
だったらしょうがないか…という顔をした母親の反応を見て
「ではオレっちはこれで!〇〇ちゃん、また遊ぼーぜ 次はちゃんと門限までに帰すからさ!」
『あっ、うん!』
対応が慣れているゴクオーくんを見て圧倒されてた 危ない危ない…
この後、お母さんから色々聞かれるに決まってる…身構えとかなきゃ
するとお母さんが口を開いた
『その、君の名前を聞いてもいいかな?私も娘のお友達の名前は覚えておきたいんだ』
ゴクオーくんは少し考えて
「将来〇〇ちゃんの夫になるゴクオーと言います!」
なんて衝撃発言をしながら彼は走り去っていった
『う…ウソツキー!!』
遠ざかっていく彼の背中めがけてそのセリフを吐き捨てた
END
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