夢主喋ります!苦手な方は注意してください
魔王と鹿の悪魔にモテモテなのは嬉しくない!
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「〇〇さぁ〜ん?」
〝ニタァ〟という効果音が付くぐらい奇妙で恐怖をも感じる声が背後から聞こえてきた
バッと振り向くとそこにはブラックの姿があった
『うお、ビックリした…急に何?』
「〇〇さんは違う世界に行ってみたいと思ったことはありませんか?」
『…違う世界?』
「そう!!オレちゃんたちが今生きている世界とは違う世界に行けるとしたら…カカッ!鬼ヤバだと思いません?」
ブラックのことだ 多分デビルツールを使って何処かに撮影しに行こうとしているのだろう…しかし私には気になる点があった
『ん〜気になるけど…それって行った世界が安全な場所とは限らないでしょ?それってかなり危険なん「だから撮影しに行くんですよ!」
…食い気味に言われてしまった こうなった時のブラックはもうどうしようもない
「今回使うデビルツールはこれ!早速試してみましょう!!行きますよ〇〇さん、カメラちゃん!」
「じじ〜っ!」
ブラックの手に置かれている赤いボタンをポチッと押した瞬間、周りが歪んで身体が浮くような感覚に見舞われた
「ほら掴まってください」
『あ、ありがとう』
私は離れないよう一生懸命ブラックの腕にしがみつき目をギュッと閉じた
すると、何を考えたのかブラックが私の腰を手で引き寄せて自身の身体に密着させてきた これから何が起こるか分からない状況なのにこのシチュエーションに少しドキドキしてしまった私がいた
身体が浮くような感覚がピタッと止み、地に足が付いている。
「カメラちゃん 撮影を中断してください」
少し驚いたような声でブラックがカメラちゃんに指示する声が聞こえ不思議に思った私は目を開けた
『な、なにここ…!?』
目の前に広がっていたのは散乱したゴミや動いていない人…いや、これは死体だろうか?そんな死体であろうモノが転がっているにもかかわらず、それが日常茶飯事かのように通り過ぎていく人々 そもそも通行人が人では無い容姿をしている
「カメラちゃんは一旦休んでいて大丈夫ですよ こんなのヨーチューブに載せられません!BANされちゃいます」
『まるで地獄…』
「ここは地獄ですよ?」
本日二度目の奇妙で恐怖をも感じる声が背後から聞こえてきた ブラックとは少し違う…ノイズ?が入った声だ
「…ッ!まさかオレちゃんが背後を取られるとは…貴方は誰です?」
「これはこれは…先に自己紹介をするのが礼儀ですよねェ 申し訳ない…ワタシの名前はアラスター!」
『あ、あの、アラスターさん 私たちここに来るのが初めてで…ここはどこなんですか?なんで死体が放置されて…』
「初対面なのに質問が多いんじゃないんですかァ?まぁいいでしょう、ここは地獄 さっきワタシがアナタに話した通りですよ。天国に行けなかったもの達の溜まり場…とでも言っておきましょうか」
まさか本当に地獄だとは…きっと魔界とは違うんだろうな あっ、そもそも世界線が違うんだった…うう、早く帰りたい……
「〇〇さん 今帰りたいって思いました?」
『ギクッ なんでわかったの!?』
「カカッ!キミのことは何でもお見通しです しかし困りましたねぇ…ここに来る前に押したボタンが見当たらないんですよ 戻れる手段が無くなっちゃいました」
両手をパッと広げたブラックの姿を見て私は絶望した
『じゃあここにずっと居なきゃいけないの…?そんな……』
「ま、何とかなりますって」
何も考えていないのか ただ単に今を楽しんでいるのかは分からないがとにかく〝どうしようもない〟ということは把握出来た したくなかったけど…
「あら?じゃあアナタ達は死んでここに来たという訳ではないんですね」
「カカッ!死んでるわけないでしょう オレちゃんの隣にいるこの子は〇〇さん もちろん生きてますし人間です 」
「人間…!まさか悪魔になってから生身の人間に会えるとは思いませんでしたよ!」
「やはり貴方も悪魔でしたか 同類の匂いがプンプンしてましたからね」
「あぁ、たしかに今朝は鹿肉を食べたよ」
「…そういうことじゃないです」
ほぼ放心状態の私を差し置いて2人は会話をしている 悪魔に挟まれている自分、よくよく考えなくてもこの状況ってとんでもない 本当に笑えない。
「フム…〝貴方も〟ということはまさか……アナタも?」
「そう、オレちゃんも悪魔です!悪魔系ヨーチューバーのブラック!以後お見知り置きを」
「ヨー…チューバー……?聞き慣れない単語ですねェ…もしかして、さっき浮遊していた謎の箱はその〝ヨーチューバー〟に関係するんですか?」
「カメラちゃんのことですか?この子はオレちゃんの相棒です!今はスリープモードに入ってますが…」
「ニャハッ!ま、理解はできませんね ワタシたち気が合わなそうです」
「カカッ!それは残念ですね…」
不気味な笑いを浮かべる2人
しかしそんなことより治安の悪いここから逃れたい気持ちがどんな感情よりも大きかった
『アラスターさん』
「ハイ?」
『この地獄に安全な場所は無いんでしょうか…』
「ン〜、ワタシはこの地獄がマイホームなので居心地は悪くありませんが…アナタにとってはきっと最悪でしょうねェ!!安全な場所?無いです!」
『そ、そんな』
「でも一つだけ良い場所があります」
「良い場所?もしかして天国なんて言わないですよね?オレちゃんはお断りですけど」
「ジジッ そんな場所ワタシだってお断りです ワタシの仲間と経営しているホテルがあるんです そこに行ってみませんか?」
ホテル…か…外にいるよりは室内にいた方が安全だろうけど、どんなヤツらがいるか分からない場所に行くの?
躊躇してしまう…アラスターでさえ変な悪魔なのに でも私は今まで"違う種類の変な悪魔"と過ごしてきたから自分で言うのもなんだが耐性はある程度あると思う
今更断れないし どうしよう……
『ブラックはどう思う?』
「オレちゃんは良いと思いますよ 未知の世界、未知の悪魔…っ!鬼ヤバじゃないですか!バズること間違いなしっ!
…ま、今の状況では撮影なんて出来ませんけどね」
「では決まり!ワタシに着いてきてください」
これからどんな恐ろしいことが待っているのだろうか……
続
〝ニタァ〟という効果音が付くぐらい奇妙で恐怖をも感じる声が背後から聞こえてきた
バッと振り向くとそこにはブラックの姿があった
『うお、ビックリした…急に何?』
「〇〇さんは違う世界に行ってみたいと思ったことはありませんか?」
『…違う世界?』
「そう!!オレちゃんたちが今生きている世界とは違う世界に行けるとしたら…カカッ!鬼ヤバだと思いません?」
ブラックのことだ 多分デビルツールを使って何処かに撮影しに行こうとしているのだろう…しかし私には気になる点があった
『ん〜気になるけど…それって行った世界が安全な場所とは限らないでしょ?それってかなり危険なん「だから撮影しに行くんですよ!」
…食い気味に言われてしまった こうなった時のブラックはもうどうしようもない
「今回使うデビルツールはこれ!早速試してみましょう!!行きますよ〇〇さん、カメラちゃん!」
「じじ〜っ!」
ブラックの手に置かれている赤いボタンをポチッと押した瞬間、周りが歪んで身体が浮くような感覚に見舞われた
「ほら掴まってください」
『あ、ありがとう』
私は離れないよう一生懸命ブラックの腕にしがみつき目をギュッと閉じた
すると、何を考えたのかブラックが私の腰を手で引き寄せて自身の身体に密着させてきた これから何が起こるか分からない状況なのにこのシチュエーションに少しドキドキしてしまった私がいた
身体が浮くような感覚がピタッと止み、地に足が付いている。
「カメラちゃん 撮影を中断してください」
少し驚いたような声でブラックがカメラちゃんに指示する声が聞こえ不思議に思った私は目を開けた
『な、なにここ…!?』
目の前に広がっていたのは散乱したゴミや動いていない人…いや、これは死体だろうか?そんな死体であろうモノが転がっているにもかかわらず、それが日常茶飯事かのように通り過ぎていく人々 そもそも通行人が人では無い容姿をしている
「カメラちゃんは一旦休んでいて大丈夫ですよ こんなのヨーチューブに載せられません!BANされちゃいます」
『まるで地獄…』
「ここは地獄ですよ?」
本日二度目の奇妙で恐怖をも感じる声が背後から聞こえてきた ブラックとは少し違う…ノイズ?が入った声だ
「…ッ!まさかオレちゃんが背後を取られるとは…貴方は誰です?」
「これはこれは…先に自己紹介をするのが礼儀ですよねェ 申し訳ない…ワタシの名前はアラスター!」
『あ、あの、アラスターさん 私たちここに来るのが初めてで…ここはどこなんですか?なんで死体が放置されて…』
「初対面なのに質問が多いんじゃないんですかァ?まぁいいでしょう、ここは地獄 さっきワタシがアナタに話した通りですよ。天国に行けなかったもの達の溜まり場…とでも言っておきましょうか」
まさか本当に地獄だとは…きっと魔界とは違うんだろうな あっ、そもそも世界線が違うんだった…うう、早く帰りたい……
「〇〇さん 今帰りたいって思いました?」
『ギクッ なんでわかったの!?』
「カカッ!キミのことは何でもお見通しです しかし困りましたねぇ…ここに来る前に押したボタンが見当たらないんですよ 戻れる手段が無くなっちゃいました」
両手をパッと広げたブラックの姿を見て私は絶望した
『じゃあここにずっと居なきゃいけないの…?そんな……』
「ま、何とかなりますって」
何も考えていないのか ただ単に今を楽しんでいるのかは分からないがとにかく〝どうしようもない〟ということは把握出来た したくなかったけど…
「あら?じゃあアナタ達は死んでここに来たという訳ではないんですね」
「カカッ!死んでるわけないでしょう オレちゃんの隣にいるこの子は〇〇さん もちろん生きてますし人間です 」
「人間…!まさか悪魔になってから生身の人間に会えるとは思いませんでしたよ!」
「やはり貴方も悪魔でしたか 同類の匂いがプンプンしてましたからね」
「あぁ、たしかに今朝は鹿肉を食べたよ」
「…そういうことじゃないです」
ほぼ放心状態の私を差し置いて2人は会話をしている 悪魔に挟まれている自分、よくよく考えなくてもこの状況ってとんでもない 本当に笑えない。
「フム…〝貴方も〟ということはまさか……アナタも?」
「そう、オレちゃんも悪魔です!悪魔系ヨーチューバーのブラック!以後お見知り置きを」
「ヨー…チューバー……?聞き慣れない単語ですねェ…もしかして、さっき浮遊していた謎の箱はその〝ヨーチューバー〟に関係するんですか?」
「カメラちゃんのことですか?この子はオレちゃんの相棒です!今はスリープモードに入ってますが…」
「ニャハッ!ま、理解はできませんね ワタシたち気が合わなそうです」
「カカッ!それは残念ですね…」
不気味な笑いを浮かべる2人
しかしそんなことより治安の悪いここから逃れたい気持ちがどんな感情よりも大きかった
『アラスターさん』
「ハイ?」
『この地獄に安全な場所は無いんでしょうか…』
「ン〜、ワタシはこの地獄がマイホームなので居心地は悪くありませんが…アナタにとってはきっと最悪でしょうねェ!!安全な場所?無いです!」
『そ、そんな』
「でも一つだけ良い場所があります」
「良い場所?もしかして天国なんて言わないですよね?オレちゃんはお断りですけど」
「ジジッ そんな場所ワタシだってお断りです ワタシの仲間と経営しているホテルがあるんです そこに行ってみませんか?」
ホテル…か…外にいるよりは室内にいた方が安全だろうけど、どんなヤツらがいるか分からない場所に行くの?
躊躇してしまう…アラスターでさえ変な悪魔なのに でも私は今まで"違う種類の変な悪魔"と過ごしてきたから自分で言うのもなんだが耐性はある程度あると思う
今更断れないし どうしよう……
『ブラックはどう思う?』
「オレちゃんは良いと思いますよ 未知の世界、未知の悪魔…っ!鬼ヤバじゃないですか!バズること間違いなしっ!
…ま、今の状況では撮影なんて出来ませんけどね」
「では決まり!ワタシに着いてきてください」
これからどんな恐ろしいことが待っているのだろうか……
続
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