夢主喋ります!苦手な方は注意してください
BC短編夢
空欄の場合は〇〇になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「オレちゃん最近飽きてきちゃいました」
私がお昼ご飯を食べ終わったタイミングでブラックは呟いた 飽きてきた…?一体何が?少なくともいい雰囲気ではない
『飽きてきたって何が?』
「この生活にです」
『生活に飽きる…?
た、確かに昨日はお友達との予定があってブラックのこと1人にさせちゃったけど…』
私のこと嫌いになっちゃったのかな…と不安になってしまう
するとブラックは口を開き
「あ、〇〇さん自体に不満を持ってるって訳じゃありませんよ」
『……』
心を読まれたような気がして少しモヤっとした
まぁ、私がきっかけじゃないみたい
安心した…
するとブラックはあからさまに”思いついた!”という顔をし、
「オレちゃん達2人で撮影しましょう!!」
…?
今、何を言われたのか把握するまでに少し時間がかかった しかし私は即答だった
『そんなの嫌に決まってる!そもそも私は表に出るタイプじゃないし…
そ、そういえば今日も友達と出かける予定があったんだった!用意しないと』
イスから立ち上がろうとしたその時、視界がぼやけ足の力が抜けた
フラッ…と倒れそうになった私を”ブラックが支えてくれた”という感覚だけ理解出来た
一体私の身に何が起きたのかを考える時間もなく最後に聞こえた声は
「つまんないんですよねぇ…」
というさっきのブラックとは全く違う落ち着いた声…いや、違う ずっと一緒に過ごしてきたから分かる
怒ってるんだ
悪い予感しかしなかった
しかし記憶はそこで途切れてしまった
───────
カカカッ…〇〇さんはオレちゃんが言った”飽きてきた”の意味が理解できてなかったみたいですね
この世界には2人だけでいいんですよ
───────
『…は…っ』
何故私は寝ていたのだろうか 身体が重い…目を開くと
「おはようございます、〇〇さん。」
私はブラックの膝の上で寝ていたようだ
いつも通りの甘い声で囁かれたけど何かが違う、周りを見渡してみる。
まだ視界がぼやけて見えにくいけれどブラックの手…?だろうか 何故か爪が異常にとんがっていて 少し触れただけでも怪我をしてしまいそうなぐらい鋭利で…
服もいつもと違う…色々着込んでいる感じがする
私が状況を把握出来ずにいると
「大丈夫ですかぁ〜?」
ヌッ とブラックが顔を覗き込んできた
思わず『ひっ…!』という声が漏れてしまった
よく見えないがツノも生えてるようだ
”いつものブラックと違う”という不安、恐怖、憂い…そういう感情がつい声に出てしまったのだろう
「カーッカッカッカッ!!なんですかその声!」
ひぃひぃと笑ってるブラックを見て少しイラッとした
私は何が起きたか、何も分からない状態なのにこの悪魔は…
『もーっ!何が起きたか教えてよ!』
ほぼやけくそで、勢いで言ったその言葉にブラックは笑い声をピタッと止め こう答えた
「…〇〇さん、あそこに転がってるやつ見えますか?」
周りが暗かったし半分パニックだったから気づかなかったけど この部屋はかなり広い
しかも、ろうそく?みたいな明かりが壁にぽつぽつと奥まで続いている
なんとなくだが部屋の構造がわかったのでブラックが指さした方向を見てみると
『骨…?』
実際のものを見たことがないので確実では無いけれど 多分あれは人の骨だ
『あ、悪趣味だね…』
部屋の雰囲気と合わさってかなり不気味だ
暗い部屋に人骨のおもちゃ…早めのハロウィンかな
「あれは昨日、〇〇さんと一緒に遊んでたお友達さんですよ」
昨日…遊んでた…友達……?
あの骨が…?
『冗談やめてよ…なんかブラックが言うと本当っぽいじゃん…はは…』
私は無理にでも笑うしか無かった その顔は完全に引きつっていただろうけれど
”その骨”から目を背けようと横を見た
しかし目を背けたその横にはまた謎の”人骨らしきもの”が転がっていた
声は出さずとも肩が震えてしまった
一瞬の震えで私が何を見たのか分かったのだろう、ブラックも私と同じ方向を見た。
「あれは〇〇さんの幼なじみくんです」
『や、やめて!!』
大声を出して もうその後の言葉は出てこない
今すぐにでもこの”妙”で”気持ちの悪い”空間から逃げ出したかった
『…っ……』
「…ねぇ、〇〇さん。オレちゃん魔王なんです」
『知ってる…』
「この魔王という立場、オレちゃんの元々持っている力…この2つを上手く使えば〇〇さんを守れるって思ったんです」
「…でも、〇〇さんはものすごく怯えた顔をして震えています オレちゃん、何か間違えちゃいましたかね〜…」
『……なんで…なんで殺しちゃったの…』
「〇〇さんとオレちゃん以外、この世界に必要ですか?」
『…?』
「オレちゃん以外に頼る人が居なくなればキミは必然的にオレちゃんに助けを求める…そうですよね?」
『そんな自分勝手な考えで私の友達を殺したの…』
「お友達だけじゃないです みーんないらないと思ったので生き残っている人間はキミ1人だけですよ」
『なに…言って…』
「…あぁ、オレちゃんとしたことが忘れてました
そういう記憶もいらないですね。」
───────
『私さ〜最近飽きてきたんだよね』
「何がです?」
『話し相手がブラックしかいないこと』
「カカカッ!それはしょうがないことです
キミはオレちゃんの奥さんなんですから…
”魔王の花嫁”という肩書きを持ってる以上、いつ悪い魔物さんに狙われるかわからないです」
『だからって家から出ちゃダメって…』
「贅沢なわがままですねぇ この家はとっても広いですしキミの欲しいものは何でも与えてるでしょ?」
『ん〜…なんか忘れてる気が…もしかしたらそれが”家から出たい”って思っちゃう原因かも…』
「……そーですか、ほらキミが温かい紅茶が飲みたいって言ったからわざわざ作ってあげたんです
そんなことより早く飲んでください 冷めちゃいますよ?」
『ん……美味しい』
「良かったです」
「…ちなみにオレちゃんは今の生活、と〜っても楽しいですよ」
END
私がお昼ご飯を食べ終わったタイミングでブラックは呟いた 飽きてきた…?一体何が?少なくともいい雰囲気ではない
『飽きてきたって何が?』
「この生活にです」
『生活に飽きる…?
た、確かに昨日はお友達との予定があってブラックのこと1人にさせちゃったけど…』
私のこと嫌いになっちゃったのかな…と不安になってしまう
するとブラックは口を開き
「あ、〇〇さん自体に不満を持ってるって訳じゃありませんよ」
『……』
心を読まれたような気がして少しモヤっとした
まぁ、私がきっかけじゃないみたい
安心した…
するとブラックはあからさまに”思いついた!”という顔をし、
「オレちゃん達2人で撮影しましょう!!」
…?
今、何を言われたのか把握するまでに少し時間がかかった しかし私は即答だった
『そんなの嫌に決まってる!そもそも私は表に出るタイプじゃないし…
そ、そういえば今日も友達と出かける予定があったんだった!用意しないと』
イスから立ち上がろうとしたその時、視界がぼやけ足の力が抜けた
フラッ…と倒れそうになった私を”ブラックが支えてくれた”という感覚だけ理解出来た
一体私の身に何が起きたのかを考える時間もなく最後に聞こえた声は
「つまんないんですよねぇ…」
というさっきのブラックとは全く違う落ち着いた声…いや、違う ずっと一緒に過ごしてきたから分かる
怒ってるんだ
悪い予感しかしなかった
しかし記憶はそこで途切れてしまった
───────
カカカッ…〇〇さんはオレちゃんが言った”飽きてきた”の意味が理解できてなかったみたいですね
この世界には2人だけでいいんですよ
───────
『…は…っ』
何故私は寝ていたのだろうか 身体が重い…目を開くと
「おはようございます、〇〇さん。」
私はブラックの膝の上で寝ていたようだ
いつも通りの甘い声で囁かれたけど何かが違う、周りを見渡してみる。
まだ視界がぼやけて見えにくいけれどブラックの手…?だろうか 何故か爪が異常にとんがっていて 少し触れただけでも怪我をしてしまいそうなぐらい鋭利で…
服もいつもと違う…色々着込んでいる感じがする
私が状況を把握出来ずにいると
「大丈夫ですかぁ〜?」
ヌッ とブラックが顔を覗き込んできた
思わず『ひっ…!』という声が漏れてしまった
よく見えないがツノも生えてるようだ
”いつものブラックと違う”という不安、恐怖、憂い…そういう感情がつい声に出てしまったのだろう
「カーッカッカッカッ!!なんですかその声!」
ひぃひぃと笑ってるブラックを見て少しイラッとした
私は何が起きたか、何も分からない状態なのにこの悪魔は…
『もーっ!何が起きたか教えてよ!』
ほぼやけくそで、勢いで言ったその言葉にブラックは笑い声をピタッと止め こう答えた
「…〇〇さん、あそこに転がってるやつ見えますか?」
周りが暗かったし半分パニックだったから気づかなかったけど この部屋はかなり広い
しかも、ろうそく?みたいな明かりが壁にぽつぽつと奥まで続いている
なんとなくだが部屋の構造がわかったのでブラックが指さした方向を見てみると
『骨…?』
実際のものを見たことがないので確実では無いけれど 多分あれは人の骨だ
『あ、悪趣味だね…』
部屋の雰囲気と合わさってかなり不気味だ
暗い部屋に人骨のおもちゃ…早めのハロウィンかな
「あれは昨日、〇〇さんと一緒に遊んでたお友達さんですよ」
昨日…遊んでた…友達……?
あの骨が…?
『冗談やめてよ…なんかブラックが言うと本当っぽいじゃん…はは…』
私は無理にでも笑うしか無かった その顔は完全に引きつっていただろうけれど
”その骨”から目を背けようと横を見た
しかし目を背けたその横にはまた謎の”人骨らしきもの”が転がっていた
声は出さずとも肩が震えてしまった
一瞬の震えで私が何を見たのか分かったのだろう、ブラックも私と同じ方向を見た。
「あれは〇〇さんの幼なじみくんです」
『や、やめて!!』
大声を出して もうその後の言葉は出てこない
今すぐにでもこの”妙”で”気持ちの悪い”空間から逃げ出したかった
『…っ……』
「…ねぇ、〇〇さん。オレちゃん魔王なんです」
『知ってる…』
「この魔王という立場、オレちゃんの元々持っている力…この2つを上手く使えば〇〇さんを守れるって思ったんです」
「…でも、〇〇さんはものすごく怯えた顔をして震えています オレちゃん、何か間違えちゃいましたかね〜…」
『……なんで…なんで殺しちゃったの…』
「〇〇さんとオレちゃん以外、この世界に必要ですか?」
『…?』
「オレちゃん以外に頼る人が居なくなればキミは必然的にオレちゃんに助けを求める…そうですよね?」
『そんな自分勝手な考えで私の友達を殺したの…』
「お友達だけじゃないです みーんないらないと思ったので生き残っている人間はキミ1人だけですよ」
『なに…言って…』
「…あぁ、オレちゃんとしたことが忘れてました
そういう記憶もいらないですね。」
───────
『私さ〜最近飽きてきたんだよね』
「何がです?」
『話し相手がブラックしかいないこと』
「カカカッ!それはしょうがないことです
キミはオレちゃんの奥さんなんですから…
”魔王の花嫁”という肩書きを持ってる以上、いつ悪い魔物さんに狙われるかわからないです」
『だからって家から出ちゃダメって…』
「贅沢なわがままですねぇ この家はとっても広いですしキミの欲しいものは何でも与えてるでしょ?」
『ん〜…なんか忘れてる気が…もしかしたらそれが”家から出たい”って思っちゃう原因かも…』
「……そーですか、ほらキミが温かい紅茶が飲みたいって言ったからわざわざ作ってあげたんです
そんなことより早く飲んでください 冷めちゃいますよ?」
『ん……美味しい』
「良かったです」
「…ちなみにオレちゃんは今の生活、と〜っても楽しいですよ」
END