キミを"管理"してるのはオレちゃんのはずなのに…今日も出かけましたね


友達と出かけてくる？相手は男じゃないですか
何をされるか分からない状況で、もしかしたらキミを奪われる可能性だってあるんですよ



…そんなの、許しません


キミはオレちゃんの言葉だけを信じればいいんです






「はぁ…本当にキミは出来損ないの人間ですね
脳みそあります？」

「…ごめんなさい」

「謝って何になるんですか？別にオレちゃんは怒ってませんよ、ただ客観的にキミを見た意見を言ってるだけです」

「ごめんなさい」

あー…キミは本当にオレちゃんをイラつかせる天才です。そういう能力しかない能無しの〇〇さん

「オレちゃんに失望された気分はどうです？」

「…」

「嫌、ですよね？」

「…」

「黙ってちゃ、何も伝わりませんよ
今日会ったキミのお友達もきっとキミのことを軽蔑してたでしょうね」

「…」

「でも良かったですね、気味が悪い〇〇さんのことを受け入れてくれる悪魔がいて」

「…はい」

「やっと喋ったと思ったらその返答はなんです？オレちゃんのこと、バカにしてるんですか」



「……………もう、」

「？」

「もう耐えられない…っ……」

そう言うとキミは膝から崩れ落ち、号泣しながら頭を抱えました


なんで泣いてるんです？


「やっぱりキミはオレちゃんがいないとダメですねぇ…」

そう思い、オレちゃんはキミの頭を撫でました

「うっ…うっ…うっ……」

「もしかして、今日会ったお友達になんか言われたんですか？」

「ううっ…うう…」

「…人間は難しいですねぇ、急に泣き出すなんて…そういう迷惑なところがあるから悪口言われちゃうんですよ」

オレちゃんはそう解釈しました
原因を探っても、〇〇さんが泣く出来事はそれしか見当たりません

「ぁああっ…ぅぅぅ…」

「今後はそのお友達と会わなければいいんです
"また"連絡先消しておきますね？」

「…というか、もう外の情報を遮断すれば〇〇さんが傷つくこともないですよね…」


「………え？」


「オレちゃん思うんです、キミがずーっとオレちゃんの元に居ればいいって…
そうですよ…最初っからそうすれば良かったんです！」

「なに…何を言って「オレちゃんに口答えするつもりですか」









…カカカ

あーあ、すぐに黙っちゃうんですね


…まぁ、これからもよろしくお願いします

オレちゃんがいないとなーんにも出来ない


〇〇さん