短編
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※リドゥから帰宅してから随分経ってるし、普通に付き合ってます。想像の産物でしかないです。
《今日仕事終わったら会えない?》
仕事休憩中に短く送ったメッセージに返事を待たずに気持ちを抑えられずに追いメッセージを送る。
《会いたい》
送った後に少し後悔する。いくら付き合っているからって彼女だって仕事で疲れてたり、友達や会社の人との付き合いや予定だってあるだろうし、私だってそれは変わらない。
けど、何よりも名前ちゃんといることを優先したいと思ってしまう。
今まで付き合った人たちにはそんな風に思ったことなかったし、お互い一人の時間も大事にするべきだと思っていたのに、どうしても名前ちゃんが関わると余裕がない。
彼女が私の悩みを受け入れてくれたのも大きいけど、何よりも私自身が心から好きだと思えたからが一番大きい理由だと思う。――そして、それと同時に名前ちゃんを手離したくないと思う。
彼女を失ってしまったら、私はきっともう心から好きになれる人に出会えない。彼女の影をいつも何処かに探して、きっと名前ちゃん以外の人と付き合っても彼女と違う面を見たら、気持ちが離れてしまう。私はずっと前からとっくにもう彼女しか無理だ。
《会おう!私も会いたい》
暗く深い思考の海を漂っていたのを通知音で現実に引き戻されたと同時に、名前ちゃんからの返事を見て強ばっていた表情が緩んだのが自分でもわかった。
(あー、もうホンット、私って単純だなぁ)
この前の休みに会ったばかりなのに、彼女も会いたいと思ってくれていた。それが嬉しくて仕方ない。
私は嬉しさを噛みしめつつ、返事を返したのだった。
**********
『詩歌』
待ち合わせ場所の駅前で待っていると、名前ちゃんの私の名前を呼ぶ声が聞こえて顔を上げる。
最初はなんて呼べばいいかと悩んでいたし、呼ぶ度テレていたのに、随分慣れたな〜。まぁ、慣れるぐらい一緒にいるもんな。なんて、もう長くなる彼女との付き合いに染み染みしてしまう。
急いで来たのか少し前髪が乱れている彼女に微笑みかけながら、その髪をさっと整えれば名前ちゃんの顔は紅く染まった。
「っご、ごめん。つい…」
『ううん。ありがとう…。その、こちらこそ待たせちゃってごめんね』
「うん。けど、名前ちゃんを待つ時間は苦じゃないどころか、楽しいよ」
『そ、そうなんだ』
嬉しそうな顔をする彼女が可愛すぎて、ここが駅前で周りに人がいなければ抱きしめていたに違いない。
「じゃあ、行こっか」
『うん!』
彼女に差し出した手はすぐに握り返されて、私はその手をそっと握り返した。
名前ちゃんと過ごす時間は、一分一秒だって無駄にしたくないから。
《今日仕事終わったら会えない?》
仕事休憩中に短く送ったメッセージに返事を待たずに気持ちを抑えられずに追いメッセージを送る。
《会いたい》
送った後に少し後悔する。いくら付き合っているからって彼女だって仕事で疲れてたり、友達や会社の人との付き合いや予定だってあるだろうし、私だってそれは変わらない。
けど、何よりも名前ちゃんといることを優先したいと思ってしまう。
今まで付き合った人たちにはそんな風に思ったことなかったし、お互い一人の時間も大事にするべきだと思っていたのに、どうしても名前ちゃんが関わると余裕がない。
彼女が私の悩みを受け入れてくれたのも大きいけど、何よりも私自身が心から好きだと思えたからが一番大きい理由だと思う。――そして、それと同時に名前ちゃんを手離したくないと思う。
彼女を失ってしまったら、私はきっともう心から好きになれる人に出会えない。彼女の影をいつも何処かに探して、きっと名前ちゃん以外の人と付き合っても彼女と違う面を見たら、気持ちが離れてしまう。私はずっと前からとっくにもう彼女しか無理だ。
《会おう!私も会いたい》
暗く深い思考の海を漂っていたのを通知音で現実に引き戻されたと同時に、名前ちゃんからの返事を見て強ばっていた表情が緩んだのが自分でもわかった。
(あー、もうホンット、私って単純だなぁ)
この前の休みに会ったばかりなのに、彼女も会いたいと思ってくれていた。それが嬉しくて仕方ない。
私は嬉しさを噛みしめつつ、返事を返したのだった。
**********
『詩歌』
待ち合わせ場所の駅前で待っていると、名前ちゃんの私の名前を呼ぶ声が聞こえて顔を上げる。
最初はなんて呼べばいいかと悩んでいたし、呼ぶ度テレていたのに、随分慣れたな〜。まぁ、慣れるぐらい一緒にいるもんな。なんて、もう長くなる彼女との付き合いに染み染みしてしまう。
急いで来たのか少し前髪が乱れている彼女に微笑みかけながら、その髪をさっと整えれば名前ちゃんの顔は紅く染まった。
「っご、ごめん。つい…」
『ううん。ありがとう…。その、こちらこそ待たせちゃってごめんね』
「うん。けど、名前ちゃんを待つ時間は苦じゃないどころか、楽しいよ」
『そ、そうなんだ』
嬉しそうな顔をする彼女が可愛すぎて、ここが駅前で周りに人がいなければ抱きしめていたに違いない。
「じゃあ、行こっか」
『うん!』
彼女に差し出した手はすぐに握り返されて、私はその手をそっと握り返した。
名前ちゃんと過ごす時間は、一分一秒だって無駄にしたくないから。
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