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終焉

「…どういうこと…?」
私は自室で唖然としていた。
そんな時だった。…トントン…
ノックの音が聞こえた。
私は誰にもしゃべりたくなかった。
だけど入ってきた。
「…。」
「…シャロン、おい、どういうことだ…?」
「…。」
「…ソフィが処刑されるってことはどういうことだ…!?答えろ!返答次第では…」
「…うるさい!ソフィ様は国の不始末を責任取って処刑されるそうよ!でも原因はわからない!なぜ処刑されるか?知らないわよ!?こっちがむしろ聞きたいくらい!何も知らない部外者がこの国の事情に首突っ込まないで!ソフィ様があなたをどうしてたか知らない…。そのように首を突っ込まないでくれない?!私は双子の兄弟とかいうよく分からないこと言われて困惑してるのにそれでも何か文句があるわけ?!ふざけないで!」
と私は怒鳴ってクライヴを部屋から追い返した。
私はまた涙が止まらなくなった。
そして私は泣き疲れて眠っていた。
…夢なのか…?私はこれまでの出来事を夢見てるのか分からない。
ただソフィと双子の姉妹であるとかいう意味のわからない宣告をされていた。
王位継承者は私でソフィは妹君…?意味がわからない…。そんな悩んでいると遠くから
「…シャロン…。」
聞き覚えのある声が聞こえた。でもその人は笑ってなかった。私は声を出そうとしたが声が出なかった。意味がわからなかった。私は必死に声を出そうとした。「…フィ…ソフィ…」
「ソフィ!」
私はうなされていたみたいだった。自室にいた。
ソフィのことが心配でソフィの部屋を覗くとソフィはいた。
近くにいた衛兵に確認したところ私の認識は間違っていなかった。
私とソフィは全く赤の他人で私に王位継承権はないとのこと。
私はパラレルワールドに飛ばされたんだなって思って安心した。
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