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戦い

「シャロンちゃん、お待たせ。さて、まさかヴィクちゃんと戦うことになるとはね…。シャロンちゃんええ?うちはいつでも行けるで?」
「ごめん、エイス。ヴィクトールさん止めれば多分何かしら起こるとおもうんだ。」
私はエイスに乗って武器を構えた。
「エイス…。楽しくなりそうだ。」
ヴィクトールも構えて戦いはじめた。
そんなそばでソフィとマーカスはお互い静かに見据えていた。
「…。」
「…姫様。まさかあなた様と刀を交えるとは…。」
「…本当です…。マーカスあなたは一体どうして?」
「姫様にはわからないでしょうね。」
「…?」
「…少し昔の話をしましょうか…。」
「…昔話…?」
「なぜ、シャロンの家族が従者なのか。それは昔姫様のお爺様当時の国王陛下が健在だった頃シャロンのおばあさんと恋に落ちた。陛下は意地でも嫁にしたかった。しかし、私含め従者が家柄も何も無いやつに何が出来ると猛反対しましてね。そこで悩んだ陛下が従者として迎え入れると言う選択をしたのです。それでシャロンの一族は王家に仕える身となった…。実は私シャロンのおばあさんキャロルに恋をしていた。だから陛下に奪われるのが嫌だったのでしょうね、当時の私は。あとは元々平凡な家の人間が高貴な陛下の近くにいるとは何故という奴もいた。だが陛下ご自身の意向となるとどうしようもできないので我々は従った。姫様が生まれ姫様のお母様が国王になった後、あの事件は起きた…。この件で私は国を追い出されたが、実は私もどうやら恨みを買っていたようでね…。私は陛下への忠義を周りに嫌味と受け取られたのか…、私は追い出されたというのにシャロンの一族何も知らずにいた…。私はそれが気に入らなくてね。国で反乱を起こそうとしてるのは私が吹き込んだのです。姫様が死ねば新しい国王を決めるのに選挙になる。私としてはファルク家の人間じゃなければいいのです。むしろファルク家の家柄に傷をつけたかったのです。だからルーンをヴィクトールに盗ませたのです。彼は早くに洗脳されてくれましたよ。簡単でした。彼の一族殲滅させるのも時間がかからなかったことについては驚きましたがまさかあのドラゴンを殺さなかったことについては驚いたが…。」
「私のことを悪く言うのは別に気にしません。ですが、民とシャロンとヴィクトール様とエイスを悪く言うのは許しません。おじい様…そんなことがあったのですね…。おばあさまがおじいさまの話になると悲しげな顔になってたのですね…。私は国に戻って処刑されても構いません。ですがあなたのような人を許すことはできません。永久凍土のルーンを返してもらいます。」
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