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国の異変

「わ、私が陛下と冒険ですか!?」
「ええ。シャロンなら昔からの馴染みだし今回の件で1番力になってくれると思ってるの。」
「そ、それはそうですが…。」
「あと、島を出るのと私達はこれから冒険者!だからシャロン。敬語はダメよ?バレてしまうもの。」
「し、しかし…。」
私はハッとした。
ソフィの言いたいことはすぐ分かった。
あくまで幼馴染ではあったけど王家の人間と凡人。そんなことは許されるのか。
私は不安になった。
ソフィが
「シャロン。これは永久凍土のルーンもとい、凍て星のルーンの奪還作戦でもあるのよ。あと、この件で私1人で出歩くことについてリスクがあることもシャロン、察しがついてるわよね?」
「も、もちろんです…。しかし…。凡人ですし私…。」
「シャロン。お願い。永久凍土のルーンが元に戻ったらまた戻ればいいの。ね?」
「…わかりましたよ。さすがだね…。相変わらずソフィの押しには負けるよ。」
「ふふふ…♪」
ソフィと私は笑いあった。でもソフィの笑いが複雑で早く取り返しに行かないといけないんだということをすぐに察した。
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