ある日の放課後物語。
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→右の道!
右の道を選んだあなた。しばらく進むと公園が見えてきました。
「そこを歩くあなた、ちょっとお待ちなさい」
「私?」
凛とした声が聞こえたかと思うと、足元に何かが飛んできて、驚いたあなたは足を止めました。
飛んできたもの。それは真っ黒なバラでした。
「あなた、私と何処かでお会いになりまして?お見かけしたことのあるお顔なのですが……」
「黒バラの小太刀……!」
新体操のリボンを器用にクルクルと回しながら近づいてきたのは、聖ヘベレケ女学院の九能小太刀。
上品な言葉の中には見えないトゲがあります。
通り名を発したあなたに、小太刀のピクリと眉が動きました。
「……いつぞやの対戦相手でしょうか」
切れ長の目がじっとあなたを見つめます。
苦笑いをしながらあなたは口を開きました。
「格闘新体操を見に行ったんだよ。おさげの子とあなたの」
「おさげの女……!はっ!思えばその制服、風林館高校のもの!つまりあなたは憎々々々しいおさげの女の味方であり、手先なのですね!?」
「え、…手は?」
「問答無用ですわっ!」
「待って待って!」
話を聞かず勘違いしたままの小太刀はリボンをあなたに向け、飛びかかろうとします。
そんな二人の姿を遠目に見つけた影が一つ。
「……む、あれは我が妹と……なまえくん!」
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