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持ってた傘をアスカの目の前に出すと、本人はポカンとしている。
「貸してやるから差して帰れよ。お前の方が家遠いだろ」
「そんな事したら、あんたがずぶ濡れになるでしょ」
「いいって」
「ちょっ…よくない!あんたはどうすんのよ!」
無理やり傘を持たせてライキはそのまま雨の降ってる方へと足を伸ばす。
突き出された傘を思わず持ってしまったアスカも追いかけるが、まだ屋根のある位置にいる。
「走って帰る。だから今度あっちにでも行った時に返してくれたらいいから」
そう言葉を残し降りしきる雨の中、ライキの背中が小さくなっていくのをアスカは見ていた。
次の日、学校に来なかったライキをネルフで見たアスカは溜息をついた。
(何マスクしてんのよ)
(……風邪)
(あんた……馬鹿?)
(うっ……)
(学校来なかったのに、ここに来るってどういう了見?)
(……;)
NEXT:あとがき
「貸してやるから差して帰れよ。お前の方が家遠いだろ」
「そんな事したら、あんたがずぶ濡れになるでしょ」
「いいって」
「ちょっ…よくない!あんたはどうすんのよ!」
無理やり傘を持たせてライキはそのまま雨の降ってる方へと足を伸ばす。
突き出された傘を思わず持ってしまったアスカも追いかけるが、まだ屋根のある位置にいる。
「走って帰る。だから今度あっちにでも行った時に返してくれたらいいから」
そう言葉を残し降りしきる雨の中、ライキの背中が小さくなっていくのをアスカは見ていた。
次の日、学校に来なかったライキをネルフで見たアスカは溜息をついた。
(何マスクしてんのよ)
(……風邪)
(あんた……馬鹿?)
(うっ……)
(学校来なかったのに、ここに来るってどういう了見?)
(……;)
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