忘れられた未来
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「ライキ君は結婚してないんだ」
「…こんな仕事してたら出会いなんて限られてるだろ」
ライキの左手薬指に指輪がないのを見て言ったのだろう。
いつまで経っても改めようとしない君付けに呆れながらもライキは答えた。
「あの時は俺も若かったんだよ」
「私は?」
「今の真希波は…体は若いが頭の中はなぁ」
「ひっど!」
「未だに昭和の歌を歌ってる人が何を言ってんだか」
だから怪しまれるんじゃないかとライキが言った所で、きっと今のマリに直す気はない。
「真希波」
「ん~?」
「…まだ諦めてないのか?」
碇ユイの事を。
「……」
「…好きだったんだろ」
「あの時はね」
「今は?」
「今は…わかんない」
それでも。
「こうしてここにいるって事は、何かに惹かれてるんだと思うなぁ」
「何かって?」
「運命?」
「俺に聞くなよ」
もし運命だったとしても、先に起こる事は誰にも予測出来はしない。
NEXT:あとがき
「…こんな仕事してたら出会いなんて限られてるだろ」
ライキの左手薬指に指輪がないのを見て言ったのだろう。
いつまで経っても改めようとしない君付けに呆れながらもライキは答えた。
「あの時は俺も若かったんだよ」
「私は?」
「今の真希波は…体は若いが頭の中はなぁ」
「ひっど!」
「未だに昭和の歌を歌ってる人が何を言ってんだか」
だから怪しまれるんじゃないかとライキが言った所で、きっと今のマリに直す気はない。
「真希波」
「ん~?」
「…まだ諦めてないのか?」
碇ユイの事を。
「……」
「…好きだったんだろ」
「あの時はね」
「今は?」
「今は…わかんない」
それでも。
「こうしてここにいるって事は、何かに惹かれてるんだと思うなぁ」
「何かって?」
「運命?」
「俺に聞くなよ」
もし運命だったとしても、先に起こる事は誰にも予測出来はしない。
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