忘れられた未来
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「……?」
暗い部屋で寝ていたマリは気配で目が覚めた。
徐々に人のシルエットが浮かび、目が暗闇に慣れた頃にようやくわかった。
「よう…真希波」
「…ライキ君?」
マリがライキと呼んだ人物。
歳は中年手前といった所か。
リツコと同じ白衣を着て、マリのベッドの側に立っていた。
「その『君』付けやめろ。ガキじゃねぇんだ」
「ん~…癖みたいで染み着いちゃってるんだよね」
「お前…俺の歳わかってんのか?」
モチのロン、とふざけた言い方にライキは肩を落とした。
「…変わったな、真希波は」
飛び級で大学に入った時のマリは今と口調が違っていた。
あの碇ユイでさえ手を焼いていたのだから。
「ライキ君は変わらないね。老けた」
「煩い。眼鏡割るぞ」
「それは駄目」
ベッドサイドに置かれてた眼鏡にライキが手を伸ばす前に、マリは自ら身に付けた。
元々その眼鏡はユイがかけていたものだ。
ちょっとした妬みからユイの眼鏡を隠すも本人にバレ、それから何故か貰うようになったのだとか。
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暗い部屋で寝ていたマリは気配で目が覚めた。
徐々に人のシルエットが浮かび、目が暗闇に慣れた頃にようやくわかった。
「よう…真希波」
「…ライキ君?」
マリがライキと呼んだ人物。
歳は中年手前といった所か。
リツコと同じ白衣を着て、マリのベッドの側に立っていた。
「その『君』付けやめろ。ガキじゃねぇんだ」
「ん~…癖みたいで染み着いちゃってるんだよね」
「お前…俺の歳わかってんのか?」
モチのロン、とふざけた言い方にライキは肩を落とした。
「…変わったな、真希波は」
飛び級で大学に入った時のマリは今と口調が違っていた。
あの碇ユイでさえ手を焼いていたのだから。
「ライキ君は変わらないね。老けた」
「煩い。眼鏡割るぞ」
「それは駄目」
ベッドサイドに置かれてた眼鏡にライキが手を伸ばす前に、マリは自ら身に付けた。
元々その眼鏡はユイがかけていたものだ。
ちょっとした妬みからユイの眼鏡を隠すも本人にバレ、それから何故か貰うようになったのだとか。
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