守る者と守られる者
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「お前馬鹿か。単独で使徒に突っ込んで、自身や2号機はボロボロにするわ、挙句に『眼鏡が壊れた~』だ?ふざけんな」
「そんなに言う事ないじゃんか…」
「事実だろうが」
ライキからの当然の事を指摘され、ぐぅの音も出ないマリ。
現在そんな本人はライキの手に引かれてある場所へと移動していた。
「何処行くの?私は別にこのままでもいいんだけど」
「いつまで手ぇ繋いどけってんだ。出来るか」
「ケチ」
「どうとでも。ほら、ちょっとここで待っとけ」
ある場所へと着いたライキはその場にマリを残し、何かを探しに奥へ行った。
少しして戻って来たライキの手の中にあったソレをマリに渡す。
「お?おお!」
「アンダーフレームになったが文句は受け付けん」
それは以前の戦いで壊れたマリの眼鏡だった。
ここに連れて来る数日前からライキが修理していたのだ。
早速マリは着けてみた。
「ちょうどいい。ありがと!」
「それはよかったな……っと、いつまでそこにいるんだよアスカ」
「ほえ?」
ライキが向けられた視線の先にはアスカがいた。
その目には眼帯をしている。
「…いつから気付いてたのよ。隠れてたあたしがバカみたい」
「ここに来る前からかな。足音って人それぞれ特徴があるし」
「あんた、どんだけいい耳してんの」
「こんだけ」
「ふざけてんの?」
「悪い悪い」
アスカはライキが直したマリの眼鏡を見た。
決して眼鏡が欲しいわけではない。
ただ人から何かを貰ってルンルンしているのを見るが腹立たしいだけ。
機嫌がいいマリはアスカの鋭い睨みをものともしていない。
「ちょっと、あたしには何もないわけ?」
「退院祝いってやつか?」
「べ、別にそんなんじゃ…」
正直こんな時期に言っている場合じゃないのはわかっていた。
けど、自分だけ何もないのは少しだけ寂しかった。
「ま、どの道あとからやるつもりだったんだけどな。ほれ」
「へ?」
.
「そんなに言う事ないじゃんか…」
「事実だろうが」
ライキからの当然の事を指摘され、ぐぅの音も出ないマリ。
現在そんな本人はライキの手に引かれてある場所へと移動していた。
「何処行くの?私は別にこのままでもいいんだけど」
「いつまで手ぇ繋いどけってんだ。出来るか」
「ケチ」
「どうとでも。ほら、ちょっとここで待っとけ」
ある場所へと着いたライキはその場にマリを残し、何かを探しに奥へ行った。
少しして戻って来たライキの手の中にあったソレをマリに渡す。
「お?おお!」
「アンダーフレームになったが文句は受け付けん」
それは以前の戦いで壊れたマリの眼鏡だった。
ここに連れて来る数日前からライキが修理していたのだ。
早速マリは着けてみた。
「ちょうどいい。ありがと!」
「それはよかったな……っと、いつまでそこにいるんだよアスカ」
「ほえ?」
ライキが向けられた視線の先にはアスカがいた。
その目には眼帯をしている。
「…いつから気付いてたのよ。隠れてたあたしがバカみたい」
「ここに来る前からかな。足音って人それぞれ特徴があるし」
「あんた、どんだけいい耳してんの」
「こんだけ」
「ふざけてんの?」
「悪い悪い」
アスカはライキが直したマリの眼鏡を見た。
決して眼鏡が欲しいわけではない。
ただ人から何かを貰ってルンルンしているのを見るが腹立たしいだけ。
機嫌がいいマリはアスカの鋭い睨みをものともしていない。
「ちょっと、あたしには何もないわけ?」
「退院祝いってやつか?」
「べ、別にそんなんじゃ…」
正直こんな時期に言っている場合じゃないのはわかっていた。
けど、自分だけ何もないのは少しだけ寂しかった。
「ま、どの道あとからやるつもりだったんだけどな。ほれ」
「へ?」
.
1/2ページ