心よ原始に戻れ
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今にも殴りかかりそうなライキを止めに入った日向。
その光景を尻目に碇司令はオペレーター達に指示していく。
その中に聞きなれない単語があった。
ダミーシステム。
エントリープラグは選ばれた搭乗者のみがエヴァを動かせる。
ならダミーシステムとは疑似機能?
どういう事だ。
色んな事が頭の中を駆け巡っている間に、そのダミーシステムは発動した。
そこにシンジの意思は関係なく、初号機はただ目の前を攻撃し続けた。
力で言えば圧倒的。
3号機は成す術もなかった。
「何だよ…これ…」
手足が引き千切られる音。
エヴァの外装が砕ける音。
赤い液体が飛び散る音。
どれも耳を塞ぎたくなる音。
「シンジ!!アスカが!!アスカがまだ!!」
そうだ、まだ中にいるんだ。
俺の大事な……大事な……
”止まれ止まれ止まれ止まれ止まれっ!!”
必死に止めようとするも固定された操縦桿は動かない。
最早暴走ともとれる初号機の行動。
次に初号機が顔を上げた時にはアスカが入っているエントリープラグが咥えられていた。
ギッギッと嫌な音がモニター越しでも聞こえてくる。
”やめろぉぉおおーーーーーーーーーっ!!”
グシャッ
シンジの叫びが収まった後、恐ろしい程の静けさが広がった。
「…………アスカ……?」
沈黙を破ったのはライキ。
活動停止した初号機と噛み砕かれたエントリープラグ。
地面へと流れ出るL.C.L。
ああ、アスカの好きな赤だ。
髪留めも、携帯も、プラグスーツも、2号機も赤かったっけ。
そんな赤色に。
「……アス、カ…………」
アスカは溶け込んだんだ。
NEXT:あとがき
その光景を尻目に碇司令はオペレーター達に指示していく。
その中に聞きなれない単語があった。
ダミーシステム。
エントリープラグは選ばれた搭乗者のみがエヴァを動かせる。
ならダミーシステムとは疑似機能?
どういう事だ。
色んな事が頭の中を駆け巡っている間に、そのダミーシステムは発動した。
そこにシンジの意思は関係なく、初号機はただ目の前を攻撃し続けた。
力で言えば圧倒的。
3号機は成す術もなかった。
「何だよ…これ…」
手足が引き千切られる音。
エヴァの外装が砕ける音。
赤い液体が飛び散る音。
どれも耳を塞ぎたくなる音。
「シンジ!!アスカが!!アスカがまだ!!」
そうだ、まだ中にいるんだ。
俺の大事な……大事な……
”止まれ止まれ止まれ止まれ止まれっ!!”
必死に止めようとするも固定された操縦桿は動かない。
最早暴走ともとれる初号機の行動。
次に初号機が顔を上げた時にはアスカが入っているエントリープラグが咥えられていた。
ギッギッと嫌な音がモニター越しでも聞こえてくる。
”やめろぉぉおおーーーーーーーーーっ!!”
グシャッ
シンジの叫びが収まった後、恐ろしい程の静けさが広がった。
「…………アスカ……?」
沈黙を破ったのはライキ。
活動停止した初号機と噛み砕かれたエントリープラグ。
地面へと流れ出るL.C.L。
ああ、アスカの好きな赤だ。
髪留めも、携帯も、プラグスーツも、2号機も赤かったっけ。
そんな赤色に。
「……アス、カ…………」
アスカは溶け込んだんだ。
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