心よ原始に戻れ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…それ本当か?」
「うん。あれ、ミサトさんから聞いてなかった?」
「ああ…本人が乗るって言ったのか?」
「それはわかんないけど…」
学校でシンジから聞いた言葉。
『新しく来るエヴァ3号機の起動実験、アスカがやるんだって』
「(俺の次はアスカ、か)」
「でも、アスカの意思で松代に行ったとしても、ライキはこれでよかったの?」
「何がだ?」
「暫く会えないだろうし、それにライキはアスカの事…」
ライキはアスカが好きだ。
しかしそれは異性としての好きなのか本人はまだよくわかっていない。
「…心配ねぇよシンジ。あいつの事だ。ちゃちゃっと終わらせてすぐ帰って来るって」
数時間後、まさかの事態が起こった。
松代に使徒が確認され、すぐさま初号機に乗ったシンジ。
「松代って言ったらアスカが実験してるとこだろ…」
ライキは場所が場所なだけに不安になりネルフへと向かう。
司令塔へ入ってモニターを見たライキは自ら顔が青褪めていくのがわかった。
そこにはほんの数日前ライキも乗った3号機が初号機を一方的に攻撃していた。
「なん、でっ…!」
アスカは…アスカはどうなった!?
モニターをよく見ると3号機の脊髄辺りに、中途半端に出されたエントリープラグが見えた。
しかも粘膜の様な物が張り付いている。
「……俺の時は何もなかったのに…」
何故アスカが乗ったらこうなったのか。
考えられるのは二つ。
一つは自分のシンクロ率が低かった為。
しかしこれは可能性が低い。
もしここで使徒が寄生しているなら起動前、乗った時点で異物を確認し暴走するだろう。
もう一つはライキが乗った後に使徒は3号機に寄生し、アスカが起動させた事で目覚めたか。
……答えは後者。
「シンジ、何故戦わない?」
「っ!?」
いつの間にか碇司令はお決まりの指定席にいた。
アスカを殺す事は出来ない。
殺すぐらいなら自分が死んだ方がいい。
シンジはそう言っているのに。
「そいつは使徒だ。我々の敵だ」
「あんたっ…!」
ライキの中で何かがキレた。
「自分はそうやって高い位置から!!安全なとこから命令してるだけで、子供が殺し合いしてるのによくそんな事が言えるな!!」
「ライキ君っ!?」
オペレーター達が一斉に振り向く。
ライキが大声を張ったのに驚いたが、それ以上にあの碇司令に向かっての暴言だ。
「俺を乗せればよかっただろ!?たった一回駄目だったからって次があっただろ!?」
「ふん…どれだけ吠えようが今の失敗作に用はない」
「失敗、作…だって…!?」
「ライキ君やめるんだ!!」
.
「うん。あれ、ミサトさんから聞いてなかった?」
「ああ…本人が乗るって言ったのか?」
「それはわかんないけど…」
学校でシンジから聞いた言葉。
『新しく来るエヴァ3号機の起動実験、アスカがやるんだって』
「(俺の次はアスカ、か)」
「でも、アスカの意思で松代に行ったとしても、ライキはこれでよかったの?」
「何がだ?」
「暫く会えないだろうし、それにライキはアスカの事…」
ライキはアスカが好きだ。
しかしそれは異性としての好きなのか本人はまだよくわかっていない。
「…心配ねぇよシンジ。あいつの事だ。ちゃちゃっと終わらせてすぐ帰って来るって」
数時間後、まさかの事態が起こった。
松代に使徒が確認され、すぐさま初号機に乗ったシンジ。
「松代って言ったらアスカが実験してるとこだろ…」
ライキは場所が場所なだけに不安になりネルフへと向かう。
司令塔へ入ってモニターを見たライキは自ら顔が青褪めていくのがわかった。
そこにはほんの数日前ライキも乗った3号機が初号機を一方的に攻撃していた。
「なん、でっ…!」
アスカは…アスカはどうなった!?
モニターをよく見ると3号機の脊髄辺りに、中途半端に出されたエントリープラグが見えた。
しかも粘膜の様な物が張り付いている。
「……俺の時は何もなかったのに…」
何故アスカが乗ったらこうなったのか。
考えられるのは二つ。
一つは自分のシンクロ率が低かった為。
しかしこれは可能性が低い。
もしここで使徒が寄生しているなら起動前、乗った時点で異物を確認し暴走するだろう。
もう一つはライキが乗った後に使徒は3号機に寄生し、アスカが起動させた事で目覚めたか。
……答えは後者。
「シンジ、何故戦わない?」
「っ!?」
いつの間にか碇司令はお決まりの指定席にいた。
アスカを殺す事は出来ない。
殺すぐらいなら自分が死んだ方がいい。
シンジはそう言っているのに。
「そいつは使徒だ。我々の敵だ」
「あんたっ…!」
ライキの中で何かがキレた。
「自分はそうやって高い位置から!!安全なとこから命令してるだけで、子供が殺し合いしてるのによくそんな事が言えるな!!」
「ライキ君っ!?」
オペレーター達が一斉に振り向く。
ライキが大声を張ったのに驚いたが、それ以上にあの碇司令に向かっての暴言だ。
「俺を乗せればよかっただろ!?たった一回駄目だったからって次があっただろ!?」
「ふん…どれだけ吠えようが今の失敗作に用はない」
「失敗、作…だって…!?」
「ライキ君やめるんだ!!」
.