ただ君が欲しくて
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「、っ」
少しだけ首を掴んでいた手に力を入れる。
そうすれば当然肺に酸素が送られなくなる。
やはり苦しいのか、片手で絞めるライキの腕にマリは両手で抵抗を始めた。
「んな細っこい腕でどうにかなると思ってんの?」
いつの間にか相当な力が込められていたのか、絞められている首の肌がキリキリと鳴った気がした。
マリの目はライキを見ている様で見ていなく、ただ空間を見ている。
ああ、これは意識飛びかけてるなー。
どうする?
いっそこのままにしとこうか?
……いや、やめだ。
このまま死なれちゃつまらない。
こいつにはまだ俺を楽しませてもらわないと。
絞められていた首の解放に酸素が一気に入ったからか咳き込むマリ。
それをライキはただ見つめているだけ。
「げほっ…けほっ…」
「……なぁ」
座り込んだマリの視線に合わせる様に姿勢を低くする。
「…な、に……」
「あんたは、これからどうしてほしい?」
「ん…よくわかんないにゃー」
少しズレた眼鏡を直そうとする手をライキは掴み、本人の意思とは反対にそれは外された。
首を絞められた事といい、視界が定まらないマリはボウっとしている。
次に視界が捉えた瞬間にはライキが更に近くにいて、お互いの距離はゼロになる。
「なんなら俺がわからせてやるよ」
逃がさない。
と言っても、元から手放すつもりはないけど。
さて、どうするか…と言ったライキの口は不気味に弧を描いた。
NEXT:あとがき
少しだけ首を掴んでいた手に力を入れる。
そうすれば当然肺に酸素が送られなくなる。
やはり苦しいのか、片手で絞めるライキの腕にマリは両手で抵抗を始めた。
「んな細っこい腕でどうにかなると思ってんの?」
いつの間にか相当な力が込められていたのか、絞められている首の肌がキリキリと鳴った気がした。
マリの目はライキを見ている様で見ていなく、ただ空間を見ている。
ああ、これは意識飛びかけてるなー。
どうする?
いっそこのままにしとこうか?
……いや、やめだ。
このまま死なれちゃつまらない。
こいつにはまだ俺を楽しませてもらわないと。
絞められていた首の解放に酸素が一気に入ったからか咳き込むマリ。
それをライキはただ見つめているだけ。
「げほっ…けほっ…」
「……なぁ」
座り込んだマリの視線に合わせる様に姿勢を低くする。
「…な、に……」
「あんたは、これからどうしてほしい?」
「ん…よくわかんないにゃー」
少しズレた眼鏡を直そうとする手をライキは掴み、本人の意思とは反対にそれは外された。
首を絞められた事といい、視界が定まらないマリはボウっとしている。
次に視界が捉えた瞬間にはライキが更に近くにいて、お互いの距離はゼロになる。
「なんなら俺がわからせてやるよ」
逃がさない。
と言っても、元から手放すつもりはないけど。
さて、どうするか…と言ったライキの口は不気味に弧を描いた。
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