金平糖
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カリカリと一定のリズムで聞こえてくる音。
その音を辿れば彼女の口に入っているそれからだった。
小さな袋から取り出したのは星の形に近い砂糖菓子。
それを口に放り込んでは、また一定のリズムが刻まれる。
「…何で食ってんだよ」
「金平糖。いる?」
指先で一欠片を摘まんでライキの口元へ運ぶ。
「そうじゃなくて、俺が言いたいのは「何でここで食ってるのか」だ」
金平糖を持った手をそのままにしていると、いつか口に入れられそうなので断る。
ライキは甘い物は好まない。
食べれないのではなく、あえて食べないでいる。
理由は簡単。
ただ子供に見られたくないだけ。
だが所詮は子供の背伸びだとわかりきっている。
.
その音を辿れば彼女の口に入っているそれからだった。
小さな袋から取り出したのは星の形に近い砂糖菓子。
それを口に放り込んでは、また一定のリズムが刻まれる。
「…何で食ってんだよ」
「金平糖。いる?」
指先で一欠片を摘まんでライキの口元へ運ぶ。
「そうじゃなくて、俺が言いたいのは「何でここで食ってるのか」だ」
金平糖を持った手をそのままにしていると、いつか口に入れられそうなので断る。
ライキは甘い物は好まない。
食べれないのではなく、あえて食べないでいる。
理由は簡単。
ただ子供に見られたくないだけ。
だが所詮は子供の背伸びだとわかりきっている。
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