せめて心の中に眠れ
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「ねぇ、人は死ぬとどうなるのかな?」
ベランダへの窓ガラスの側に立っていたマリが言った。
ライキからは丁度死角になっていてその表情は見えない。
「死んだその後って事か?何もない世界…無じゃないか?」
死んだら考える事も出来ないだろうけどな、と付け足す。
「だったらさ」
ゆっくりと振り返った。
その手にはナイフ。
いつ取り出したのだろうか。
「私の為に死んでよ」
フラフラとした足取りでライキに近づく。
だが、それを見てもライキは動かない。
ライキはマリが自分を殺せはしない事を知っているからだ。
「嫌だ。って言うかお前、俺殺せないだろ」
「何で?」
「わかるんだよ」
「油断させといていきなりグサッといくかもよ」
.
ベランダへの窓ガラスの側に立っていたマリが言った。
ライキからは丁度死角になっていてその表情は見えない。
「死んだその後って事か?何もない世界…無じゃないか?」
死んだら考える事も出来ないだろうけどな、と付け足す。
「だったらさ」
ゆっくりと振り返った。
その手にはナイフ。
いつ取り出したのだろうか。
「私の為に死んでよ」
フラフラとした足取りでライキに近づく。
だが、それを見てもライキは動かない。
ライキはマリが自分を殺せはしない事を知っているからだ。
「嫌だ。って言うかお前、俺殺せないだろ」
「何で?」
「わかるんだよ」
「油断させといていきなりグサッといくかもよ」
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