気まぐれ猫
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口を滑らしたライキもライキだが、ここで返事する猫も猫だ。
固まっているライキに鳴いた猫を見るマリ。
つまり視線の行き先はライキ→マリ→猫→ライキな状態。
せめて『マリ』よ、目を逸らしてくれ。
結局そんな気配はしなかったのでライキから目を合わせないようにした。
「ちょっと、もう一回私の名前呼んで」
「何で…」
「いいから」
「…マ、マリ」
「ニャアー」
「「……」」
ばれた。
まさか彼女と同じ名前を猫につけるとはマリ本人も思っていなかっただろう。
「ふ~ん」
「………………」
そっと振り返る。
そこには、ニコニコというよりニヤニヤしたマリ。
「何?そんなに一緒にいたいの?」
「そうじゃなくて…!」
テーブルに置いてあった飲みかけのコーヒーを啜る。
あ、ちょっと落ち着く…
「じゃあ一緒に住んじゃおっか♪」
「ぶふっ!!」
…わけもなく。
「い、いきなりなんつー事を」
「別に悪い事じゃないし。ねー、マリー?」
「ニャアー」
「(…とんでもない猫を拾って来てしまった……しかも二匹も)」
数日後、あるマンションの一角で男女と猫が一緒にいるのを目撃した人がいるとかないとか。
END
固まっているライキに鳴いた猫を見るマリ。
つまり視線の行き先はライキ→マリ→猫→ライキな状態。
せめて『マリ』よ、目を逸らしてくれ。
結局そんな気配はしなかったのでライキから目を合わせないようにした。
「ちょっと、もう一回私の名前呼んで」
「何で…」
「いいから」
「…マ、マリ」
「ニャアー」
「「……」」
ばれた。
まさか彼女と同じ名前を猫につけるとはマリ本人も思っていなかっただろう。
「ふ~ん」
「………………」
そっと振り返る。
そこには、ニコニコというよりニヤニヤしたマリ。
「何?そんなに一緒にいたいの?」
「そうじゃなくて…!」
テーブルに置いてあった飲みかけのコーヒーを啜る。
あ、ちょっと落ち着く…
「じゃあ一緒に住んじゃおっか♪」
「ぶふっ!!」
…わけもなく。
「い、いきなりなんつー事を」
「別に悪い事じゃないし。ねー、マリー?」
「ニャアー」
「(…とんでもない猫を拾って来てしまった……しかも二匹も)」
数日後、あるマンションの一角で男女と猫が一緒にいるのを目撃した人がいるとかないとか。
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