気まぐれ猫
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風呂上がり。
猫片手と冷蔵庫から取り出した缶コーヒーを片手にライキは固まる。
視線の先にはリビングでマリが寛 いでいた。
ご丁寧にテレビまで観て。
だが驚くのはそこじゃない。
今まではこの娘はどういう手を使ってか、鍵を開けて上がり込んでいたのはあった。
しかし少し前から二重ロックならぬ三重ロックに変更している。
つまり、風呂に入っていた短時間で開けられる簡単なものじゃない。
「おまっ…お前、どうやって家に入って…!」
「鍵開いてたよ」
本日二度目の硬直。
家に帰って来てからどうした?
荷物は玄関先に置いた。
猫を抱きかかえながら扉を閉め…
鍵…は………
閉め忘れていた。
「はあー……」
もう過ぎた事だと自身に言い聞かせ、大きく溜息を吐いて猫を下ろしコーヒーを飲む。
すると歩き出して間なしの猫に首根っこ掴んでマリは自身の腕の中に納めた。
「猫、いつの間に飼ったの?」
「今日拾ったんだよ。つか、歩かせてやれって」
雨の中狭いダンボールの中にいたんだ。
動かしてやらないと体が温まらない。
「抱いとけば暖かくなるって」
「……」
「あたし信用ない?」
「そうじゃないが、箱ん中でマリは…」
「ニャアー」
「!」
しまった。
.
猫片手と冷蔵庫から取り出した缶コーヒーを片手にライキは固まる。
視線の先にはリビングでマリが
ご丁寧にテレビまで観て。
だが驚くのはそこじゃない。
今まではこの娘はどういう手を使ってか、鍵を開けて上がり込んでいたのはあった。
しかし少し前から二重ロックならぬ三重ロックに変更している。
つまり、風呂に入っていた短時間で開けられる簡単なものじゃない。
「おまっ…お前、どうやって家に入って…!」
「鍵開いてたよ」
本日二度目の硬直。
家に帰って来てからどうした?
荷物は玄関先に置いた。
猫を抱きかかえながら扉を閉め…
鍵…は………
閉め忘れていた。
「はあー……」
もう過ぎた事だと自身に言い聞かせ、大きく溜息を吐いて猫を下ろしコーヒーを飲む。
すると歩き出して間なしの猫に首根っこ掴んでマリは自身の腕の中に納めた。
「猫、いつの間に飼ったの?」
「今日拾ったんだよ。つか、歩かせてやれって」
雨の中狭いダンボールの中にいたんだ。
動かしてやらないと体が温まらない。
「抱いとけば暖かくなるって」
「……」
「あたし信用ない?」
「そうじゃないが、箱ん中でマリは…」
「ニャアー」
「!」
しまった。
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