雫
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……何?」
「レイの目は赤いな」
じっとしたままレイを見つめていたライキ。
その視線に気づいたレイは問う。
「……」
「ルビーみたいに真っ赤」
突然現れた人物。
いきなり目の色を言ってきたその人はにこにこと笑みを絶やさない。
「貴方は…私を知ってるの?」
「知ってるよ」
「私は…貴方を知らない」
「だろうね」
自然と細めたレイの目を、見つめる。
「あ、でも前言撤回。『ルビーみたい』じゃなくて…」
ライキは動き出し、その歩みはやがてレイの目の前で止まる。
そしてスッと出したナイフをレイの頬に軽く当てる。
「血のように真っ赤だね」
少し切れた頬から血が流れる。
レイもそれがわかっている筈なのに微動だにしない。
「逃げないの?」
「なぜ逃げる必要があるの?」
「じゃあ怖くない?こんな事されて」
「…その感情、私にはよくわからない」
「ああ、それなら…」
器から水が零れる寸前ように。
俺の心は満たされようとしている。
「俺が教えてあげるよ」
NEXT:あとがき
「レイの目は赤いな」
じっとしたままレイを見つめていたライキ。
その視線に気づいたレイは問う。
「……」
「ルビーみたいに真っ赤」
突然現れた人物。
いきなり目の色を言ってきたその人はにこにこと笑みを絶やさない。
「貴方は…私を知ってるの?」
「知ってるよ」
「私は…貴方を知らない」
「だろうね」
自然と細めたレイの目を、見つめる。
「あ、でも前言撤回。『ルビーみたい』じゃなくて…」
ライキは動き出し、その歩みはやがてレイの目の前で止まる。
そしてスッと出したナイフをレイの頬に軽く当てる。
「血のように真っ赤だね」
少し切れた頬から血が流れる。
レイもそれがわかっている筈なのに微動だにしない。
「逃げないの?」
「なぜ逃げる必要があるの?」
「じゃあ怖くない?こんな事されて」
「…その感情、私にはよくわからない」
「ああ、それなら…」
器から水が零れる寸前ように。
俺の心は満たされようとしている。
「俺が教えてあげるよ」
NEXT:あとがき
1/2ページ