似ている二人
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「そうだな」
「何?」
とある一室、午前の仕事を終えて休憩している時だった。
ライキの目の前を通り過ぎたペリドットに何気なく言った一言。
「『ペリドットは黙っていれば令嬢』って前に隊長が言ってたなと思ってな」
「はあ!?」
「『黙っていれば』か。口は達者なんだが……あ、俺もそうか」
一部強調して言う。
ペリドットは、隊長とライキは一体何の話してんの!?と言いたい顔をしている。
「あんた、あたしが黙っていればって何!?喧嘩売ってんの!?」
「冗談。それに喧嘩したって俺が勝つの目に見えてるしな」
「ぐっ」
「くっくくく…」
「……ライキも元といえど貴族らしくないし」
ライキは貴族出身だが本人はそれを嫌って騎士になる為に家を出た。
今から数年前に自分よりも年下になるカルセドニー隊に入る。
年上が年下に仕えるのは不思議と嫌じゃなかった。
そうじゃないと世の中やっていけなかったから。
一度バイロクスと勝負した事があった。
スピード、パワー、共に申し分なかった二人。
だが、バイロクスは幼い頃からカルセドニーに仕えている想いは人一倍強かった。
戦いを途中でやめたライキはこう言った。
実力と想いは違う。
自ら負けを認めた。
しかし、いざペリドットとの勝負になると一転。
一瞬だった。
勝敗は言わずもがなライキの勝利。
それから何度も再勝負を申し込んできたペリドットだが、軽くあしらわれるだけだった。
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「何?」
とある一室、午前の仕事を終えて休憩している時だった。
ライキの目の前を通り過ぎたペリドットに何気なく言った一言。
「『ペリドットは黙っていれば令嬢』って前に隊長が言ってたなと思ってな」
「はあ!?」
「『黙っていれば』か。口は達者なんだが……あ、俺もそうか」
一部強調して言う。
ペリドットは、隊長とライキは一体何の話してんの!?と言いたい顔をしている。
「あんた、あたしが黙っていればって何!?喧嘩売ってんの!?」
「冗談。それに喧嘩したって俺が勝つの目に見えてるしな」
「ぐっ」
「くっくくく…」
「……ライキも元といえど貴族らしくないし」
ライキは貴族出身だが本人はそれを嫌って騎士になる為に家を出た。
今から数年前に自分よりも年下になるカルセドニー隊に入る。
年上が年下に仕えるのは不思議と嫌じゃなかった。
そうじゃないと世の中やっていけなかったから。
一度バイロクスと勝負した事があった。
スピード、パワー、共に申し分なかった二人。
だが、バイロクスは幼い頃からカルセドニーに仕えている想いは人一倍強かった。
戦いを途中でやめたライキはこう言った。
実力と想いは違う。
自ら負けを認めた。
しかし、いざペリドットとの勝負になると一転。
一瞬だった。
勝敗は言わずもがなライキの勝利。
それから何度も再勝負を申し込んできたペリドットだが、軽くあしらわれるだけだった。
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