伝えたい想い
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幼い頃、レイアが大怪我を負った時からライキは変わった。
我儘で自己中だった自分に何が出来るのか。
導き出された答えは『心配する事』。
何の力も持たない無力な自分にはこんな事ぐらいしか出来なかったから。
今は男であるライキがしてやれる事は『守る事』だった。
「ま、今更だけど」
「だろ」
暫く無言のまま時間が過ぎていくと、レイアから口を開いた。
「ねぇ、ライキはこの旅が終わったらどうするの?」
「終わったらなぁ……家に帰ってもする事ねぇし…」
「じゃ、じゃあさ!あたしの家の手伝い……できないかな?」
ライキの前に勢いよく向き合ったレイアが言った。
「手伝いって宿屋の?お前看護師の方はどうすんだよ」
「それ…やめようかと思ってて」
思わずライキは組んでいた腕の力を抜いてしまった。
どれ程看護師になりたいかという思いを知っていたからだ。
「本気で言ってんのか?あんなにジュードの役に立ちたいって言ってたのに」
「そうなんだけど今は違うんだ」
「……内容は聞かない方がいいか?」
「それは…」
言葉を詰まらせて俯いてしまった。
だが、その顔はどこかしら赤いようにも見える。
「レイアが決めたんならいいんじゃねぇの?お前の意思だ」
「ふふ、最後の言い方、なんだかミラみたい」
「そうだとすると知らないうちに影響受けてたみたいだな」
「ミラは凄いよ、本当に」
「……俺もそろそろ決めないとな」
「ん?」
.
我儘で自己中だった自分に何が出来るのか。
導き出された答えは『心配する事』。
何の力も持たない無力な自分にはこんな事ぐらいしか出来なかったから。
今は男であるライキがしてやれる事は『守る事』だった。
「ま、今更だけど」
「だろ」
暫く無言のまま時間が過ぎていくと、レイアから口を開いた。
「ねぇ、ライキはこの旅が終わったらどうするの?」
「終わったらなぁ……家に帰ってもする事ねぇし…」
「じゃ、じゃあさ!あたしの家の手伝い……できないかな?」
ライキの前に勢いよく向き合ったレイアが言った。
「手伝いって宿屋の?お前看護師の方はどうすんだよ」
「それ…やめようかと思ってて」
思わずライキは組んでいた腕の力を抜いてしまった。
どれ程看護師になりたいかという思いを知っていたからだ。
「本気で言ってんのか?あんなにジュードの役に立ちたいって言ってたのに」
「そうなんだけど今は違うんだ」
「……内容は聞かない方がいいか?」
「それは…」
言葉を詰まらせて俯いてしまった。
だが、その顔はどこかしら赤いようにも見える。
「レイアが決めたんならいいんじゃねぇの?お前の意思だ」
「ふふ、最後の言い方、なんだかミラみたい」
「そうだとすると知らないうちに影響受けてたみたいだな」
「ミラは凄いよ、本当に」
「……俺もそろそろ決めないとな」
「ん?」
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