あるがままの君でいて
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あのあとすぐにノアは騎士をやめた。
エステリーゼのいなくなった城にいる理由はなくなったから。
それに独断で行動に出るのは騎士という立場が許してくれなかった。
「……外の世界を知ったエステリーゼは…何も変わっていなければいいんだけど」
普通、人は結界の外に出る事はない。
だが18になっていきなり城を飛び出したのだ。
何も心に影響を及ぼさないわけがない。
「…行こう」
どれぐらい経ったのだろう。
長い間騎士をしていたノアに魔物退治や野宿は慣れていたが、そろそろ限界というものがある。
「もう…いい加減にして…!」
目の前に魔物が十匹程いる。
体調が万全じゃない今のノアは恰好の餌。
「(このままじゃ……エステリーゼに会う前に……)」
本当にまずい…そう思っていたら。
「蒼破刃!」
「月牙!」
どこからかやって来たのは蒼い衝撃波を放った青年とクリティア族の女性。
呆気にとられていたらその二人が残りの魔物を一掃していった。
「大丈夫か…って、えらくボロボロじゃねぇか」
「えっ、あ…だ、大丈夫ですよ…これくらい…」
「女の子が傷を残しては駄目。ちゃんと治療しないと、ね?」
この人達と出逢って良かったと思えるまで……
もう少しでエステリーゼに逢えるまで……
そんなに時間はかからない。
NEXT:あとがき
エステリーゼのいなくなった城にいる理由はなくなったから。
それに独断で行動に出るのは騎士という立場が許してくれなかった。
「……外の世界を知ったエステリーゼは…何も変わっていなければいいんだけど」
普通、人は結界の外に出る事はない。
だが18になっていきなり城を飛び出したのだ。
何も心に影響を及ぼさないわけがない。
「…行こう」
どれぐらい経ったのだろう。
長い間騎士をしていたノアに魔物退治や野宿は慣れていたが、そろそろ限界というものがある。
「もう…いい加減にして…!」
目の前に魔物が十匹程いる。
体調が万全じゃない今のノアは恰好の餌。
「(このままじゃ……エステリーゼに会う前に……)」
本当にまずい…そう思っていたら。
「蒼破刃!」
「月牙!」
どこからかやって来たのは蒼い衝撃波を放った青年とクリティア族の女性。
呆気にとられていたらその二人が残りの魔物を一掃していった。
「大丈夫か…って、えらくボロボロじゃねぇか」
「えっ、あ…だ、大丈夫ですよ…これくらい…」
「女の子が傷を残しては駄目。ちゃんと治療しないと、ね?」
この人達と出逢って良かったと思えるまで……
もう少しでエステリーゼに逢えるまで……
そんなに時間はかからない。
NEXT:あとがき