看病
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「っくしゅ!」
それは小さなくしゃみから始まった。
「………………何だって?」
聞き間違いじゃないのかと疑うしかなかった。
だってまさか…
「リタが風邪を引きました」
エステルの口から二度目の言葉を聞き、急いで宿屋のリタが眠っている部屋へ向かった。
「相手は病人だぞー…っと」
「ユーリ、ライキもういないです…」
「リタ!!」
「…何よ」
勢いで扉を思いっきり開けてしまった。
いつもなら「うるさいわね!!」と怒鳴り返してくる筈なのにその覇気も感じられなかった。
「おい、大丈夫なのか」
「見て…わかんないの…」
辛そうにしかめるその顔は少なからず赤かった。
いつもしているゴーグルはテーブルに置かれ、手帳やらメジャーなどの小道具も外されていた。
なぜ風邪を引いたか聞くと、買い出しに出てすぐに雨が降ってその影響だとか。
誰だ買い出しに行かせた奴!
「あんたとユーリじゃない」
「…口に出てたか?」
まぎれもなく俺でした。
うん、責任は感じてるよ。
でも俺には俺のやる事があって手が離せなくて仕方なかったんだよ!
.
それは小さなくしゃみから始まった。
「………………何だって?」
聞き間違いじゃないのかと疑うしかなかった。
だってまさか…
「リタが風邪を引きました」
エステルの口から二度目の言葉を聞き、急いで宿屋のリタが眠っている部屋へ向かった。
「相手は病人だぞー…っと」
「ユーリ、ライキもういないです…」
「リタ!!」
「…何よ」
勢いで扉を思いっきり開けてしまった。
いつもなら「うるさいわね!!」と怒鳴り返してくる筈なのにその覇気も感じられなかった。
「おい、大丈夫なのか」
「見て…わかんないの…」
辛そうにしかめるその顔は少なからず赤かった。
いつもしているゴーグルはテーブルに置かれ、手帳やらメジャーなどの小道具も外されていた。
なぜ風邪を引いたか聞くと、買い出しに出てすぐに雨が降ってその影響だとか。
誰だ買い出しに行かせた奴!
「あんたとユーリじゃない」
「…口に出てたか?」
まぎれもなく俺でした。
うん、責任は感じてるよ。
でも俺には俺のやる事があって手が離せなくて仕方なかったんだよ!
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