「はぁ…この絵のカンセーがわからないなんて可哀想に…」
「人を残念な子みたいに言うな」
「ボクの描く絵は意味があるのさ」

再びキャンバスに向かって続きを描き始めるベリル。

「この絵はどういう意味？」
「ぐふふ…これはねぇ、『心』を表しているんだよ」

ベリルが言うには、空は心の広さで海は心の深さを表しているらしい。

なるほど、確かに言われて初めてわかる気がする。




けど…




「言ってくれなかったらわからないぞ」
「っ！れ、冷静に突っ込むなぁ！！そんな事言うとライキの肖像画を描いてやらないぞ！」
「誰も描いてくれ何て言ってないが」




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