いつも傍に…
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「ハロルド」
「…あ、ライキ?」
いつもと違い反応が鈍く声も低い。
ハロルドは振り返りもせず、ずっと兄の墓を見つめている。
「……ハロ「兄貴は」…」
ライキの声をかき消す様に言葉を紡いでいく。
そんなハロルドにライキは気がつくと正面に手を伸ばしていた。
「兄貴はホント馬鹿よね。何も死ななくてもよかったって思わない?」
ライキの手はハロルドの髪を撫でるように頭にそっと置く。
「でも…カーレルがいたからこそ、俺達は勝ったんだ。あいつがいなかったらミクトランに負けてたかもしれないのは事実だ」
「…それもそうよね。兄貴があの場にいなかったら全員殺されてたかもね」
「おい、その中に俺も含まれてんのか?」
「勿論そうじゃない。いたんだし」
「酷ぇな」
「さてと、そろそろ行くわ」
墓に背を向けて歩き出したハロルドの後ろをライキはついて行く。
「そうだな。戻ろう、ラディスロウに」
「何言ってんのよ、ついて『行く』の。カイル達に」
「あ、あいつ等にかぁ!?あいつ等って元々この時代にいる奴等じゃないんだろ?だったら……あ、ソーディアンのレンズを使ってか」
「そうゆう事。というワケで決まったら即実行!」
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「…あ、ライキ?」
いつもと違い反応が鈍く声も低い。
ハロルドは振り返りもせず、ずっと兄の墓を見つめている。
「……ハロ「兄貴は」…」
ライキの声をかき消す様に言葉を紡いでいく。
そんなハロルドにライキは気がつくと正面に手を伸ばしていた。
「兄貴はホント馬鹿よね。何も死ななくてもよかったって思わない?」
ライキの手はハロルドの髪を撫でるように頭にそっと置く。
「でも…カーレルがいたからこそ、俺達は勝ったんだ。あいつがいなかったらミクトランに負けてたかもしれないのは事実だ」
「…それもそうよね。兄貴があの場にいなかったら全員殺されてたかもね」
「おい、その中に俺も含まれてんのか?」
「勿論そうじゃない。いたんだし」
「酷ぇな」
「さてと、そろそろ行くわ」
墓に背を向けて歩き出したハロルドの後ろをライキはついて行く。
「そうだな。戻ろう、ラディスロウに」
「何言ってんのよ、ついて『行く』の。カイル達に」
「あ、あいつ等にかぁ!?あいつ等って元々この時代にいる奴等じゃないんだろ?だったら……あ、ソーディアンのレンズを使ってか」
「そうゆう事。というワケで決まったら即実行!」
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