望み
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「なぁハロルド、この戦いでもし負けたら…どうする?」
なにやら不吉な音がしているハロルドの部屋にライキはいた。
後数日経ったら、このラディスロウはベルクラントに突入する。
「あんた何言ってんの?負けるわけないじゃない」
「だから『もし』って言ったんだ。『もし負けたら…どうする?』」
もう一度同じ事を言ってみた。
ディスクに向かっていたハロルドは方向を変えてライキと向かい合わせにした。
椅子の背もたれに背中を預けるとギシ…と軋んだ。
「『もし』ねぇ…あんた、この私が仮定と言う言葉に答えると思ってんの?」
「いいから言えって」
「…何を考えてるのか私にはわかんないけど…いいわ、答えてあげる」
ピッと人差し指を立てたかと思うと、またディスクに向かい何かを書き始めた。
「……?」
気になったライキは横から覗き込んだ。
「まぁ、負けたら所詮その程度だったって事ね」
「お前…器用なのな」
「何が?」
話している内容とは別に、ハロルドは新しい実験の設計図の様なものを書いていた。
口に出している言葉と違い、手が別の行動を起こしているというのは…ある意味凄い事かもしれない。
「ま、確かに負けは負けだけどな。でも……」
「『でも』何。もったいぶらないで話しなさいよ」
先を言わずに部屋の窓からボーっと空を見ているライキ。
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なにやら不吉な音がしているハロルドの部屋にライキはいた。
後数日経ったら、このラディスロウはベルクラントに突入する。
「あんた何言ってんの?負けるわけないじゃない」
「だから『もし』って言ったんだ。『もし負けたら…どうする?』」
もう一度同じ事を言ってみた。
ディスクに向かっていたハロルドは方向を変えてライキと向かい合わせにした。
椅子の背もたれに背中を預けるとギシ…と軋んだ。
「『もし』ねぇ…あんた、この私が仮定と言う言葉に答えると思ってんの?」
「いいから言えって」
「…何を考えてるのか私にはわかんないけど…いいわ、答えてあげる」
ピッと人差し指を立てたかと思うと、またディスクに向かい何かを書き始めた。
「……?」
気になったライキは横から覗き込んだ。
「まぁ、負けたら所詮その程度だったって事ね」
「お前…器用なのな」
「何が?」
話している内容とは別に、ハロルドは新しい実験の設計図の様なものを書いていた。
口に出している言葉と違い、手が別の行動を起こしているというのは…ある意味凄い事かもしれない。
「ま、確かに負けは負けだけどな。でも……」
「『でも』何。もったいぶらないで話しなさいよ」
先を言わずに部屋の窓からボーっと空を見ているライキ。
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