魔女も恋する乙女?
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「好みの女のタイプは何ぞえ?」
「ぶふっ!?」
「い、いきなり吹くでない!」
「…誰の所為だ」
宿屋の一室で俺が寛いでいるとマギルゥが入って来た。
夕食を終えて就寝まで時間があったから問題はなかったものの、部屋に備え付けてある水を飲むと同時にこれだ。
…いきなり容赦のない質問だな。
「…さては、さっきの言葉を気にしてるのか?」
夕食時の会話を思い出す。
あれは聖隷としての知識が疎いライフィセットが何処から聞いたのか「初恋ってどんな感じ?」から始まったのだ。
アイゼンが説明していく中で、ロクロウが「皆は初恋の相手はいたのか」から話は更に広がった。
『初恋なあ…確か10年くらい前だったか』
ベ『10年って…あんた今いくつなの?』
『20から30の間、とだけ言っておこう』
エ『年上だったのですか!?』
『失礼だな。こう見えてもエレノアやベルベットよりは上だ』
ベ『…てっきり同年代だと思ってたわ。たまに言動が子供っぽいから』
『お前も大概失礼だな!』
因みにその相手とは実らず。
しょせん初恋は初恋だったというわけだ。
にしても…マギルゥが気にする話でもなかっただろうに。
「ライキが好いた相手とはどんな人だったか、気になって夜も眠れんわい」
「寝る寝ないは兎に角、心読んだか?何故わかった」
「魔女じゃからの~♪」
知ってて当然と言わんばかりに、更にマギルゥは俺に詰め寄って来た。
「それで?相手は?儂よりも可愛かったのか?」
「近いな」
悲しい事に、この歳にもなれば多少の事があっても動じなくなってきた。
そもそもマギルゥは近い事に何とも思ってないのか?
…となると。
「マギルゥって……俺と歳近かったりする?」
「ぎくっ」
あからさまにわかりやすい反応。
間違ってもベルベットやエレノアの同年代ではない。
そもそも今何時だと思ってるんだ。
.
「ぶふっ!?」
「い、いきなり吹くでない!」
「…誰の所為だ」
宿屋の一室で俺が寛いでいるとマギルゥが入って来た。
夕食を終えて就寝まで時間があったから問題はなかったものの、部屋に備え付けてある水を飲むと同時にこれだ。
…いきなり容赦のない質問だな。
「…さては、さっきの言葉を気にしてるのか?」
夕食時の会話を思い出す。
あれは聖隷としての知識が疎いライフィセットが何処から聞いたのか「初恋ってどんな感じ?」から始まったのだ。
アイゼンが説明していく中で、ロクロウが「皆は初恋の相手はいたのか」から話は更に広がった。
『初恋なあ…確か10年くらい前だったか』
ベ『10年って…あんた今いくつなの?』
『20から30の間、とだけ言っておこう』
エ『年上だったのですか!?』
『失礼だな。こう見えてもエレノアやベルベットよりは上だ』
ベ『…てっきり同年代だと思ってたわ。たまに言動が子供っぽいから』
『お前も大概失礼だな!』
因みにその相手とは実らず。
しょせん初恋は初恋だったというわけだ。
にしても…マギルゥが気にする話でもなかっただろうに。
「ライキが好いた相手とはどんな人だったか、気になって夜も眠れんわい」
「寝る寝ないは兎に角、心読んだか?何故わかった」
「魔女じゃからの~♪」
知ってて当然と言わんばかりに、更にマギルゥは俺に詰め寄って来た。
「それで?相手は?儂よりも可愛かったのか?」
「近いな」
悲しい事に、この歳にもなれば多少の事があっても動じなくなってきた。
そもそもマギルゥは近い事に何とも思ってないのか?
…となると。
「マギルゥって……俺と歳近かったりする?」
「ぎくっ」
あからさまにわかりやすい反応。
間違ってもベルベットやエレノアの同年代ではない。
そもそも今何時だと思ってるんだ。
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