未知の未来
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…寒っ!」
一歩聖寮の詰所から外へ出ると身震いする寒さ。
ヘラヴィーサは寒冷化が進んでいるのがわかる。
ノアはここへ来る度にそう思っていた。
「厚着が羨ましい…」
自分は巡察官。
厚着をしないのは、いざという時に動けなくてどうする、だ。
テレサといいエレノアといい…あの格好で寒くないのかと疑ってしまう。
そう思いながら、その足で港へ向かう。
「…ん?」
視界の端に何かが動いた。
小さなそれにノアは見覚えがあった。
「テレサの聖隷…」
こんな所で何をしているのか。
その子が向かった先は港の倉庫。
そこはあまり使われておらず、街の外への抜け道があると聞いた事があった。
気にはなったが、やるべき事を片付けてからにしようと、その場を離れた。
暫くして手の空いたノアは倉庫へと向かった。
「うわ…」
思っていた以上に中は埃にまみれていて声が出てしまう。
本当にこんな場所に抜け道なんてあるのかと思っていた時、奥から物音がした。
「……」
「…」
さっきの聖隷が床下の穴から出て来た所と出会 した。
行く時に見なかった羅針盤を手に持って。
「君、テレサの聖隷だよね?」
「…はい」
「こんな所で何をしてるの?」
「……」
単独、しかも無断で行動している事に叱られると思ったのか、黙り込んでしまう。
.
一歩聖寮の詰所から外へ出ると身震いする寒さ。
ヘラヴィーサは寒冷化が進んでいるのがわかる。
ノアはここへ来る度にそう思っていた。
「厚着が羨ましい…」
自分は巡察官。
厚着をしないのは、いざという時に動けなくてどうする、だ。
テレサといいエレノアといい…あの格好で寒くないのかと疑ってしまう。
そう思いながら、その足で港へ向かう。
「…ん?」
視界の端に何かが動いた。
小さなそれにノアは見覚えがあった。
「テレサの聖隷…」
こんな所で何をしているのか。
その子が向かった先は港の倉庫。
そこはあまり使われておらず、街の外への抜け道があると聞いた事があった。
気にはなったが、やるべき事を片付けてからにしようと、その場を離れた。
暫くして手の空いたノアは倉庫へと向かった。
「うわ…」
思っていた以上に中は埃にまみれていて声が出てしまう。
本当にこんな場所に抜け道なんてあるのかと思っていた時、奥から物音がした。
「……」
「…」
さっきの聖隷が床下の穴から出て来た所と
行く時に見なかった羅針盤を手に持って。
「君、テレサの聖隷だよね?」
「…はい」
「こんな所で何をしてるの?」
「……」
単独、しかも無断で行動している事に叱られると思ったのか、黙り込んでしまう。
.
1/3ページ