堕ちし翼は再び羽ばたく
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それは一行がローグレスに訪れた時だった。
残す戦いは、聖主の御座の上空にいるアルトリウスとカノヌシのみ。
今ここにいるのは最後の補給の為に寄ったのだが。
マ「……」
ラ「マギルゥ、どうしたの?」
マ「すまんの。ちょいと野暮用じゃ」
ベ「え…って、何処行くの!」
最後尾にいたマギルゥが何かに気付き、人気のない路地へ消えて行った。
角を曲がると見覚えのある後ろ姿に引き寄せられるようにして近付く。
そこには一人の男がいた。
「ここにも情報は…」
マ「やはりお主じゃったか、ライキ」
ライキと呼ばれた男は振り向き、マギルゥを見るなり驚く。
「マギラニカ…?」
マ「今はマギルゥじゃよ」
「…と、また妙な名前を付けたんだな」
マ「妙とは失礼な。儂が"こんな"なのは知っとるじゃろ?」
「口調までババ臭くなってるし。昔のお前はもっと…」
マ「お主かて、みょ~に若作りをしとるようじゃがの」
「失敬な。人の事言えないだろ」
ライキから見て、マギルゥの後ろから複数の人が駆けて来た。
ベ「マギルゥ!こんな大事な時に離れると危ないわよ!」
マ「心配する事なかろう。ここは王都。対魔士どもは消えた聖隷やら何やらで忙しいじゃろうて」
ラ「その人は知り合い?」
マ「まあの」
「へぇ…災禍の顕主と一緒にいるとは思わなかったな」
ベルベットを見たライキが小さく言ったのを聞き逃さなかった。
ベ「知ってるのね。あたしが災禍だって」
「長い黒髪、琥珀色の目、左腕に包帯を巻いていてボロボロのコートを来た女性」
ここまで一致する人…いや、喰魔はいない。
どの街でも対魔士の除いて、そこまで詳細ではなかった。
さすがはマギルゥの…
ベ「あんた、知り合いいたんだ」
マ「失礼じゃの。こやつはライキと言って、あのジジイの元弟子。儂の前からいた、所謂先輩になる」
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残す戦いは、聖主の御座の上空にいるアルトリウスとカノヌシのみ。
今ここにいるのは最後の補給の為に寄ったのだが。
マ「……」
ラ「マギルゥ、どうしたの?」
マ「すまんの。ちょいと野暮用じゃ」
ベ「え…って、何処行くの!」
最後尾にいたマギルゥが何かに気付き、人気のない路地へ消えて行った。
角を曲がると見覚えのある後ろ姿に引き寄せられるようにして近付く。
そこには一人の男がいた。
「ここにも情報は…」
マ「やはりお主じゃったか、ライキ」
ライキと呼ばれた男は振り向き、マギルゥを見るなり驚く。
「マギラニカ…?」
マ「今はマギルゥじゃよ」
「…と、また妙な名前を付けたんだな」
マ「妙とは失礼な。儂が"こんな"なのは知っとるじゃろ?」
「口調までババ臭くなってるし。昔のお前はもっと…」
マ「お主かて、みょ~に若作りをしとるようじゃがの」
「失敬な。人の事言えないだろ」
ライキから見て、マギルゥの後ろから複数の人が駆けて来た。
ベ「マギルゥ!こんな大事な時に離れると危ないわよ!」
マ「心配する事なかろう。ここは王都。対魔士どもは消えた聖隷やら何やらで忙しいじゃろうて」
ラ「その人は知り合い?」
マ「まあの」
「へぇ…災禍の顕主と一緒にいるとは思わなかったな」
ベルベットを見たライキが小さく言ったのを聞き逃さなかった。
ベ「知ってるのね。あたしが災禍だって」
「長い黒髪、琥珀色の目、左腕に包帯を巻いていてボロボロのコートを来た女性」
ここまで一致する人…いや、喰魔はいない。
どの街でも対魔士の除いて、そこまで詳細ではなかった。
さすがはマギルゥの…
ベ「あんた、知り合いいたんだ」
マ「失礼じゃの。こやつはライキと言って、あのジジイの元弟子。儂の前からいた、所謂先輩になる」
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