家の中にはセネル、クロエ、ウィル、ノーマ、ジェイがいた。

「…………」
「どうした、ノーマ？」

呼ばれたノーマはライキを見るなり黙り込む。
それにクロエが声を掛けた。

「あれ？皆固まってどうしたんだ？」
「お前…誰だ」
「は？ちょっと待ってそこの銀髪君、そんなに警戒されたら困るんだけど…」
「……銀髪君って俺の事か？」
「君以外誰もいないよ？実際俺も髪は茶色いし、そこの剣持ってる人は黒だし…」
「ちょっとストーップ！！」

さっきまで何も話さなかったノーマが割り込んできた。
ライキに近付いていく。

「な～んであんたがここにいるかな！大陸にいたんじゃなかったの！？」
「ノーマが心配で探しに来たんだよ。遥々遠～い大陸から、な？」

何を思ったのかウィルはジェイに出掛けてくると言い、家を出て行った。
ノーマとライキを少し離れた所からセネルとクロエは、その光景を見ていた。

「二人は知り合いだろうか…？」
「…まぁ、知り合いじゃなかったらあそこまでは親しくなれないな」
「僕が聞いてきます」

ジェイは二人の会話に入って聞く。




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