次代へ繋ぐ
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「……?」
ふと前を見ると、導師が墓の前を譲っていた。
ノアにも参ってほしいそうだ。
前まで行ったノアは膝を付いて、短剣にそっと触れる。
「…ロゼ……姉さん……」
自然と頬に暖かいものが流れた。
『また泣いてんの?だらしないぞ。ほら、しゃきっとしろ!』
風に乗って、確かに聞こえた声。
この声が姉のロゼなら…
「……わかった。私、頑張るから」
立ち上がったノアは皆の元へ戻る。
それを合図と取ったのか、導師は頷いて先へ進んだ。
墓が見えなくなる前、ノアはもう一度だけ振り返る。
『いってらっしゃい』
「…いってきます」
最後に聞こえた言葉に、小さく答えた。
NEXT:あとがき
ふと前を見ると、導師が墓の前を譲っていた。
ノアにも参ってほしいそうだ。
前まで行ったノアは膝を付いて、短剣にそっと触れる。
「…ロゼ……姉さん……」
自然と頬に暖かいものが流れた。
『また泣いてんの?だらしないぞ。ほら、しゃきっとしろ!』
風に乗って、確かに聞こえた声。
この声が姉のロゼなら…
「……わかった。私、頑張るから」
立ち上がったノアは皆の元へ戻る。
それを合図と取ったのか、導師は頷いて先へ進んだ。
墓が見えなくなる前、ノアはもう一度だけ振り返る。
『いってらっしゃい』
「…いってきます」
最後に聞こえた言葉に、小さく答えた。
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