内海港。

「よし、やっと着いたな…長い船旅は疲れた～」

ぞくぞくと船から降りてくる人混みの中、濃い茶髪の色をした男がいた。
彼の名はライキという。

「さてと…街に行こうか」









灯台の街【ウェルテス】。

「でかっ！広っ！！」

ここ遺跡船で唯一の街。
初めて来た人は迷ってしまう程広過ぎるのだ。

「まずは聞き込みっと……あの、すみません」

近くにいた街の人に「この人を探しているんですけど」と持っていた写真を見せる。
その人は写真に写っている人物を見るなり。

「ああこの人は確かウィルさんの家に行ったな」

ライキはここに来たばかりで道など詳しくない。
その人に行き道を聞くと、丁寧に教えてくれた。

「あそこの角を左に行って、右側に見える家がそうだ」
「助かりました、有難う御座います」




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