友
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「エドナがつけてるあの手袋と靴、お前がしてた奴と同じだろ?」
『グルルッ』
「やっぱりな。あれ見てるとお前を見てるみたいな気がして仕方ねぇんだけど」
『………』
「嫌味で言ったんじゃないぞ。思い出すって意味だ」
『ガアアアッ』
「だから悪かったって。怒るなよ」
何処をどう見ても彼はドラゴンと会話している様にしか見えないが、ライキは気にしていない。
それから色んな話をしていると、いつの間にか日が落ちてきていた。
「さてと…そろそろ行くか」
『グルルッ』
「またな。アイゼン」
短く哭 いたのを聞き、ライキは山を降りて行く。
暫く降りて一人になったライキは小さく呟く。
「『また』か…次に逢った時
エドナの中で覚悟は決まってるだろうな」
そうなると、親しかった友人との本当の意味での別れがくる。
何百年、何千年といた友。
独りぼっちにされる妹。
「…寂しくなるな」
エドナに向けて言ったのか自分に向けて言ったのか。
次に振り返った時、ライキの姿は何処にもなかった。
END
『グルルッ』
「やっぱりな。あれ見てるとお前を見てるみたいな気がして仕方ねぇんだけど」
『………』
「嫌味で言ったんじゃないぞ。思い出すって意味だ」
『ガアアアッ』
「だから悪かったって。怒るなよ」
何処をどう見ても彼はドラゴンと会話している様にしか見えないが、ライキは気にしていない。
それから色んな話をしていると、いつの間にか日が落ちてきていた。
「さてと…そろそろ行くか」
『グルルッ』
「またな。アイゼン」
短く
暫く降りて一人になったライキは小さく呟く。
「『また』か…次に逢った時
エドナの中で覚悟は決まってるだろうな」
そうなると、親しかった友人との本当の意味での別れがくる。
何百年、何千年といた友。
独りぼっちにされる妹。
「…寂しくなるな」
エドナに向けて言ったのか自分に向けて言ったのか。
次に振り返った時、ライキの姿は何処にもなかった。
END
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