ありえた世界の残酷さ
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程なくして一行はレイア(正しくは分史世界のライキ)の情報を頼りに鉱山に向かった。
向かっている途中、レイアはライキと会った事を話した。
「大丈夫?レイア」
「ジュード……うん、前に進まなきゃ、だね」
最奥部に着き、紛れもなくそこにいた魔物は自分達の探していたタイムファクターだった。
魔物を倒し、ルドガーが変身する。
「(これでいいんだよね…ライキ)」
ルドガーの持つ槍が魔物を突き刺そうとした時だった。
「レイアっ!!」
「え、ライキ!?何で…」
「はあっ…はあっ…」
必死に走って来たであろう、ライキは酷く息切れしていた。
突然の事に一行は驚く。
「…本当にライキ?」
「はあ…ジュードまでレイアと同じ事言うんだな」
「それは…」
「俺が来るまでもなかったみたいだな。で、そいつは?」
「…」
倒れている魔物の次にルドガーを見て言う。
ライキは知らない。
今何をしようとしていたのかを。
「何かまた泣きそうだな。今度は嫌な事でもあったか?俺に相談しろよ」
そんな優しさにまたレイアは泣きそうになった。
「っ、ルドガーお願い!」
「え?」
「早くっ!!」
「レイア?何を…」
一瞬戸惑ったルドガーだが、言う通りに槍を魔物に突き刺した。
魔物から取り出したソレを見てライキは言う。
「何だ…これ」
「ライキ聞いて。私はこの世界の私じゃない」
「何、言ってんだよ」
「この世界は可能性のあった未来であって…」
「もういい、わけのわかんない事は。帰るぞ」
手を取り引っ張るが、レイアはそれを振り払った。
拒否されたのはこれが初めてので、ライキはその場を動けなかった。
「っ…いつか言わなきゃとは思ってたけど…やっぱり無理だった」
「……」
「この世界にライキが生きていてくれただけで…私は嬉しかった…!」
「レイア…」
タイムファクターが弾ける。
「こっちの私によろしくね」
悲しい笑顔の向こうに視界が歪む。
「バイバイ」
そして世界が割れた。
END
向かっている途中、レイアはライキと会った事を話した。
「大丈夫?レイア」
「ジュード……うん、前に進まなきゃ、だね」
最奥部に着き、紛れもなくそこにいた魔物は自分達の探していたタイムファクターだった。
魔物を倒し、ルドガーが変身する。
「(これでいいんだよね…ライキ)」
ルドガーの持つ槍が魔物を突き刺そうとした時だった。
「レイアっ!!」
「え、ライキ!?何で…」
「はあっ…はあっ…」
必死に走って来たであろう、ライキは酷く息切れしていた。
突然の事に一行は驚く。
「…本当にライキ?」
「はあ…ジュードまでレイアと同じ事言うんだな」
「それは…」
「俺が来るまでもなかったみたいだな。で、そいつは?」
「…」
倒れている魔物の次にルドガーを見て言う。
ライキは知らない。
今何をしようとしていたのかを。
「何かまた泣きそうだな。今度は嫌な事でもあったか?俺に相談しろよ」
そんな優しさにまたレイアは泣きそうになった。
「っ、ルドガーお願い!」
「え?」
「早くっ!!」
「レイア?何を…」
一瞬戸惑ったルドガーだが、言う通りに槍を魔物に突き刺した。
魔物から取り出したソレを見てライキは言う。
「何だ…これ」
「ライキ聞いて。私はこの世界の私じゃない」
「何、言ってんだよ」
「この世界は可能性のあった未来であって…」
「もういい、わけのわかんない事は。帰るぞ」
手を取り引っ張るが、レイアはそれを振り払った。
拒否されたのはこれが初めてので、ライキはその場を動けなかった。
「っ…いつか言わなきゃとは思ってたけど…やっぱり無理だった」
「……」
「この世界にライキが生きていてくれただけで…私は嬉しかった…!」
「レイア…」
タイムファクターが弾ける。
「こっちの私によろしくね」
悲しい笑顔の向こうに視界が歪む。
「バイバイ」
そして世界が割れた。
END
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