消えない繋がり
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「エルのミラは違うミラだし!!」
エルの気持ちもわからないわけではない。
皆もそうだ。
以前旅をしていたミラとの再会の代償が、ノアの知っているミラの死。
現実はあまりにも残酷なもの。
受け入れがたい事実がそこにあった。
ルドガーがエルを探しに行っている間、ノアは考えていた。
ミラはこの正史世界に来てよかったのだろうか。
偶然とは言え、決してエルを責めているわけではない。
しかし当のミラに問う事も出来なくなってしまっているわけで。
「……」
「…ノア」
「……あ、はい」
考えてる途中だったもので反応が遅れてしまった。
声をかけたのは、ここの世界のミラ。
精霊の主。
「やはり、今までの様には話してくれないか」
「え?」
一体何の事か。
ノアは今のミラに会った事なんてないのに。
「もう一人のミラを通して、この世界が視えていた。君が今の話し方が違う事も」
分史世界のミラには普通に話していたノア。
だが、船での突然の出来事もあり無意識に敬語になっている。
ミラはそれが気になっていた。
「……あの」
「言いたい事はわかる。が、今の私にノアの想いを預けてほしい」
「預ける?」
首を傾げるノア。
.
エルの気持ちもわからないわけではない。
皆もそうだ。
以前旅をしていたミラとの再会の代償が、ノアの知っているミラの死。
現実はあまりにも残酷なもの。
受け入れがたい事実がそこにあった。
ルドガーがエルを探しに行っている間、ノアは考えていた。
ミラはこの正史世界に来てよかったのだろうか。
偶然とは言え、決してエルを責めているわけではない。
しかし当のミラに問う事も出来なくなってしまっているわけで。
「……」
「…ノア」
「……あ、はい」
考えてる途中だったもので反応が遅れてしまった。
声をかけたのは、ここの世界のミラ。
精霊の主。
「やはり、今までの様には話してくれないか」
「え?」
一体何の事か。
ノアは今のミラに会った事なんてないのに。
「もう一人のミラを通して、この世界が視えていた。君が今の話し方が違う事も」
分史世界のミラには普通に話していたノア。
だが、船での突然の出来事もあり無意識に敬語になっている。
ミラはそれが気になっていた。
「……あの」
「言いたい事はわかる。が、今の私にノアの想いを預けてほしい」
「預ける?」
首を傾げるノア。
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