繋げる遺物
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「……」
「……なんかあったのかよ」
何も話さない姉を心配してか、鞄を置いてノアが寝転がるソファーに近付く。
自然とノアの頭上で立つ形で見下ろすクリスの表情は、どこか悲し気で。
「ああ…これの事でちょっと」
「…ロンギヌス?」
「そ。聖遺物なんて大層な名前が付いてるのに、その聖なるものを破壊する神殺しを私が持ってるなんて…って思ってただけ」
「『だけ』って…」
自虐的な笑み。
妹でありながらそれを見たクリスは少し寒気を感じた。
「それはそうとクリス、学校ではうまくやれてるわけ?」
「…今聞くのかよ」
「で?実際はどうなの」
「……馬鹿が鬱陶(うっとう)しい」
「そ。ならよかった」
「よかねぇよッ!何がどうなって『よかった』何て言葉が出てくるんだよッ!!」
「クリスが退屈してなさそうでって意味だけど」
「…、」
.
「……なんかあったのかよ」
何も話さない姉を心配してか、鞄を置いてノアが寝転がるソファーに近付く。
自然とノアの頭上で立つ形で見下ろすクリスの表情は、どこか悲し気で。
「ああ…これの事でちょっと」
「…ロンギヌス?」
「そ。聖遺物なんて大層な名前が付いてるのに、その聖なるものを破壊する神殺しを私が持ってるなんて…って思ってただけ」
「『だけ』って…」
自虐的な笑み。
妹でありながらそれを見たクリスは少し寒気を感じた。
「それはそうとクリス、学校ではうまくやれてるわけ?」
「…今聞くのかよ」
「で?実際はどうなの」
「……馬鹿が鬱陶(うっとう)しい」
「そ。ならよかった」
「よかねぇよッ!何がどうなって『よかった』何て言葉が出てくるんだよッ!!」
「クリスが退屈してなさそうでって意味だけど」
「…、」
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