雪音さんちのお姉さん・3
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日に日にノアとクリスの仲は良くなっていった。
その一つに…
「ようやく『お姉ちゃん』って呼んでくれるなんて…これも怪我の功名ってやつ「ふざけて言ってっと粘着テープでその口縛るぞ」…はいはい、ごめんなさいねー」
クリスが「お姉ちゃん」と呼んだ事。
ノイズ討伐に出た際、あまりの数の多さにクリスを庇ったノアが怪我をしてしまった所から始まった。
咄嗟とは言え、クリスは言ってしまったのだ。
『姉ちゃんッ!!』
しかしそれからというものの、恥ずかしさからか言わなくなってしまった。
変わりに置き土産の如く置いていったのは…毒舌。
「あれくらいでやられるわけねぇってのに前に出やがって。あの馬鹿といい勝負するよな」
「あー、はいはい」
「…聞いてんのか?」
「聞いてるから、そんなに怒らないで。あと響ちゃんは『馬鹿』じゃなくて、ただ真っ直ぐなだけだからね」
「それが馬鹿って言うんだよ」
しかしクリスの場合、裏を返せば心配しての言葉。
それがわかっているノアだから、それ以上何も突っ込まないでいた。
「だけど…その……あ、あり、が…」
「…クリスー?」
「ふぁッ!?」
言いどもるクリスを見かねて、ノアはクリスの頬をつねる。
マシュマロのようにノアの指によって変化する頬。
「確かに前のしがらみもあって言いにくいのもわかるけど、私は私。クリスはクリスなの。だから言いたい事は言って、言いたくない事は無理して言わなくてもいい。わかった?」
「わ、わふぁった…!わふぁったはら、はりゃへッ!」
パッと離すと白かった頬が赤くなっていた。
むすっとした顔でノアを睨み付けるも、端から見れば可愛らしいもの。
「ありがと、クリス。貴女は私の自慢の妹よ」
「あ、あたしも…あんたがいる事が…なんて言うか…その……」
「うん」
「……その…なんだ…」
「…うん」
「あたしの姉ちゃんは……姉ちゃんだけだ」
NEXT:あとがき
その一つに…
「ようやく『お姉ちゃん』って呼んでくれるなんて…これも怪我の功名ってやつ「ふざけて言ってっと粘着テープでその口縛るぞ」…はいはい、ごめんなさいねー」
クリスが「お姉ちゃん」と呼んだ事。
ノイズ討伐に出た際、あまりの数の多さにクリスを庇ったノアが怪我をしてしまった所から始まった。
咄嗟とは言え、クリスは言ってしまったのだ。
『姉ちゃんッ!!』
しかしそれからというものの、恥ずかしさからか言わなくなってしまった。
変わりに置き土産の如く置いていったのは…毒舌。
「あれくらいでやられるわけねぇってのに前に出やがって。あの馬鹿といい勝負するよな」
「あー、はいはい」
「…聞いてんのか?」
「聞いてるから、そんなに怒らないで。あと響ちゃんは『馬鹿』じゃなくて、ただ真っ直ぐなだけだからね」
「それが馬鹿って言うんだよ」
しかしクリスの場合、裏を返せば心配しての言葉。
それがわかっているノアだから、それ以上何も突っ込まないでいた。
「だけど…その……あ、あり、が…」
「…クリスー?」
「ふぁッ!?」
言いどもるクリスを見かねて、ノアはクリスの頬をつねる。
マシュマロのようにノアの指によって変化する頬。
「確かに前のしがらみもあって言いにくいのもわかるけど、私は私。クリスはクリスなの。だから言いたい事は言って、言いたくない事は無理して言わなくてもいい。わかった?」
「わ、わふぁった…!わふぁったはら、はりゃへッ!」
パッと離すと白かった頬が赤くなっていた。
むすっとした顔でノアを睨み付けるも、端から見れば可愛らしいもの。
「ありがと、クリス。貴女は私の自慢の妹よ」
「あ、あたしも…あんたがいる事が…なんて言うか…その……」
「うん」
「……その…なんだ…」
「…うん」
「あたしの姉ちゃんは……姉ちゃんだけだ」
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