原作介入、大いに上等ッ!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
その四年後、雷騎に妹が出来た。
どこにでもある幸せな家庭だった。
更に数年後、バルベルデに行くまでは。
「(あの惨劇だけは回避しないとな…)」
原作を知ってるだけあって、雷騎はどうすればいいか頭を悩ませていた。
「にぃにぃ、どうしたの?」
「なんでもないよ、クリス」
戦場に子供を連れて行くなんて、初めはよく思っていなかった雷騎。
しかし子供の雷騎とクリスに、夢は叶うという事を教えたかったのを、その身に受けてわかった。
「(原作なんて知ったこっちゃない。守らないとな。この世界の両親とクリスを)」
「あのね…にぃにぃ」
クイッと裾を引っ張るクリス。ほんのりと顔が赤いのはなんでだろう?
「どうしたの?」
「えっとね…あたし大きくなったら、にぃにぃのお嫁さんになりたい!」
「………………」
いきなりのとんでもない発言に、雷騎の思考は完全停止した。
「だってにぃにぃは、パパとママと一緒にお仕事がんばってて、あたしの事も守ってくれてるから…にぃにぃの事だいすき!」
「………………」
「にぃにぃ?」
その後、動かなくなった雷騎にクリスは慌てて両親の元に駆け込んだとか。
爆発に巻き込まれないよう雷騎が駆け回った甲斐があって、両親の死は免れた。
家族四人で逃げるのに必死だった。
しかし数日も経たないうちにクリスが何者かに誘拐され、雷騎はおろか両親は心身疲れきってしまう。
「(くそッ!可能性があるとすれば…フィーネか…!)」
雷騎がこの世界に介入した事で、原作の知識はあまり意味を成さなくなっていた。
「(だとすれば、俺に出来る事と言えば…)」
二課に就職でもして、守るべきものを守らなくては。
to be continued...
どこにでもある幸せな家庭だった。
更に数年後、バルベルデに行くまでは。
「(あの惨劇だけは回避しないとな…)」
原作を知ってるだけあって、雷騎はどうすればいいか頭を悩ませていた。
「にぃにぃ、どうしたの?」
「なんでもないよ、クリス」
戦場に子供を連れて行くなんて、初めはよく思っていなかった雷騎。
しかし子供の雷騎とクリスに、夢は叶うという事を教えたかったのを、その身に受けてわかった。
「(原作なんて知ったこっちゃない。守らないとな。この世界の両親とクリスを)」
「あのね…にぃにぃ」
クイッと裾を引っ張るクリス。ほんのりと顔が赤いのはなんでだろう?
「どうしたの?」
「えっとね…あたし大きくなったら、にぃにぃのお嫁さんになりたい!」
「………………」
いきなりのとんでもない発言に、雷騎の思考は完全停止した。
「だってにぃにぃは、パパとママと一緒にお仕事がんばってて、あたしの事も守ってくれてるから…にぃにぃの事だいすき!」
「………………」
「にぃにぃ?」
その後、動かなくなった雷騎にクリスは慌てて両親の元に駆け込んだとか。
爆発に巻き込まれないよう雷騎が駆け回った甲斐があって、両親の死は免れた。
家族四人で逃げるのに必死だった。
しかし数日も経たないうちにクリスが何者かに誘拐され、雷騎はおろか両親は心身疲れきってしまう。
「(くそッ!可能性があるとすれば…フィーネか…!)」
雷騎がこの世界に介入した事で、原作の知識はあまり意味を成さなくなっていた。
「(だとすれば、俺に出来る事と言えば…)」
二課に就職でもして、守るべきものを守らなくては。
to be continued...
2/2ページ