幸せ家族
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とある日の朝、雷騎の部屋に一つの影が忍び寄っていた。
?「…………」
それに気付かず静かな寝息を立てて眠っている雷騎の側に、その影は止まった。
そして…
?「おっきろぉぉぉッ!!」
「ぐべあぁッ!?」
全身を雷騎の腹目掛けて飛び乗ると、とても寝起きとは思えない叫びが出る。
その正体を知っているからか、雷騎は息を整えて一言。
「、……アリス」
妻をそのまま小さくした姿の愛娘アリス。
ア「えっへへ…おはようパパ!ママが『起こして来い』って言ってたから起こしに来たんだ」
褒めて褒めて!とねだるアリスだが、いかさか起こし方に問題がある。
「あのなアリス、起こすのは偉いが…誰から起こし方を習った?」
ア「ママ!」
「だろうな」
あたかも当然のように即答したアリスに呆れながらも、上半身を起こす。
ちなみにアリスはまだ雷騎に乗っかっている。
ア「だってママ言ってたもん。『早くパパを起こしたいなら腹にでも乗っかってやれ』って」
「それ間違ってるからな」
ア「?」
言っている意味がよく理解出来ないのか、首を傾げるアリスを撫でてやってると。
?「いつまでそうやってんだ。朝飯が冷めちまうぞ」
銀色の髪にエプロン姿の妻クリスが部屋に訪れる。
アリスが起こしに行ったっきり戻ってこないのが気になったのだろう。
「ああ、ごめん。おはようクリス」
ク「おはようさん。アリス、チビ達を見ててやってくれ」
ア「はーい!」
まだ幼い妹達をアリスに任せ、クリスは雷騎に近付く。
ク「いい加減自分で起きるように努力しろよ。チビ達に示しがつかないだろ」
「んー…わかってはいるんだけど、やっぱり気が緩んでるって言うのかな」
ク「しっかりしてくれよ」
「それはそうと…」
リビングに戻ろうとするクリスの腕を掴んで止めた雷騎。
力任せに自身に引き寄せると、その腕の中にクリスを収める。
ク「な、何すんだこの馬鹿ッ…!」
「いつもありがとな。助かるよ」
ク「…んだよ、急に」
「なんとなく」
雷騎は、その可愛らしい頬に軽い口付けをすると、そそくさと部屋を出て行った。
ク「(……ぃ、いつになっても慣れねぇ…)」
一人残されたクリスは、真っ赤になった顔が落ち着くまで部屋を出れなかったとか。
.
?「…………」
それに気付かず静かな寝息を立てて眠っている雷騎の側に、その影は止まった。
そして…
?「おっきろぉぉぉッ!!」
「ぐべあぁッ!?」
全身を雷騎の腹目掛けて飛び乗ると、とても寝起きとは思えない叫びが出る。
その正体を知っているからか、雷騎は息を整えて一言。
「、……アリス」
妻をそのまま小さくした姿の愛娘アリス。
ア「えっへへ…おはようパパ!ママが『起こして来い』って言ってたから起こしに来たんだ」
褒めて褒めて!とねだるアリスだが、いかさか起こし方に問題がある。
「あのなアリス、起こすのは偉いが…誰から起こし方を習った?」
ア「ママ!」
「だろうな」
あたかも当然のように即答したアリスに呆れながらも、上半身を起こす。
ちなみにアリスはまだ雷騎に乗っかっている。
ア「だってママ言ってたもん。『早くパパを起こしたいなら腹にでも乗っかってやれ』って」
「それ間違ってるからな」
ア「?」
言っている意味がよく理解出来ないのか、首を傾げるアリスを撫でてやってると。
?「いつまでそうやってんだ。朝飯が冷めちまうぞ」
銀色の髪にエプロン姿の妻クリスが部屋に訪れる。
アリスが起こしに行ったっきり戻ってこないのが気になったのだろう。
「ああ、ごめん。おはようクリス」
ク「おはようさん。アリス、チビ達を見ててやってくれ」
ア「はーい!」
まだ幼い妹達をアリスに任せ、クリスは雷騎に近付く。
ク「いい加減自分で起きるように努力しろよ。チビ達に示しがつかないだろ」
「んー…わかってはいるんだけど、やっぱり気が緩んでるって言うのかな」
ク「しっかりしてくれよ」
「それはそうと…」
リビングに戻ろうとするクリスの腕を掴んで止めた雷騎。
力任せに自身に引き寄せると、その腕の中にクリスを収める。
ク「な、何すんだこの馬鹿ッ…!」
「いつもありがとな。助かるよ」
ク「…んだよ、急に」
「なんとなく」
雷騎は、その可愛らしい頬に軽い口付けをすると、そそくさと部屋を出て行った。
ク「(……ぃ、いつになっても慣れねぇ…)」
一人残されたクリスは、真っ赤になった顔が落ち着くまで部屋を出れなかったとか。
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