誰が為に彼の者と往く
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「んじゃ、行くか」
「……なぁ兄貴」
いつも「あんた」と呼ぶのに、珍しくクリスは「兄貴」と言った。
雷騎自身も数少ない呼ばれ方に、反応せざるを得なかった。
「あ?」
「…死ぬんじゃねぇぞ」
「…はっ、誰にもの言ってる。この俺だぞ?そう簡単にくたばってたまるかよ」
そう言ってクリスの前を行った雷騎。
その背中を見たクリスは、誰にも聞こえない程度の小さな声で。
「…そうだな。あの時、あたしは拾われた瞬間から"生かされてる"んだ。今度はあたしが兄貴を守る……何があっても」
もう誰も死なせない。
あんな辛い思いをするのは…もう嫌だ。
「おーい、何やってんだー?置いてくぞクリス嬢ー」
「わぁってるっての!すぐ行く!」
この日本に滞在して数日後、二人が二課と呼ばれる組織の存在に気付く事で、物語は大きく動き出していく。
END
「……なぁ兄貴」
いつも「あんた」と呼ぶのに、珍しくクリスは「兄貴」と言った。
雷騎自身も数少ない呼ばれ方に、反応せざるを得なかった。
「あ?」
「…死ぬんじゃねぇぞ」
「…はっ、誰にもの言ってる。この俺だぞ?そう簡単にくたばってたまるかよ」
そう言ってクリスの前を行った雷騎。
その背中を見たクリスは、誰にも聞こえない程度の小さな声で。
「…そうだな。あの時、あたしは拾われた瞬間から"生かされてる"んだ。今度はあたしが兄貴を守る……何があっても」
もう誰も死なせない。
あんな辛い思いをするのは…もう嫌だ。
「おーい、何やってんだー?置いてくぞクリス嬢ー」
「わぁってるっての!すぐ行く!」
この日本に滞在して数日後、二人が二課と呼ばれる組織の存在に気付く事で、物語は大きく動き出していく。
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