誰が為に彼の者と往く
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それから数年後、クリスはひょんな事から手に入れたイチイバルなる物を手に、雷騎と共に日本へ渡った。
「別にあんたまで来る必要なかったんじゃないのか?」
「そうかい。碌にまともな飯も作れないクリス嬢は、何日も何年も生きられると?」
「…いちいち勘に触る奴だな」
二人はある事を心に決めていた。
それもあって、各国を回って次に辿り着いた先が日本。
「俺らの目標はわかってんな?」
「ったりめーだ」
"戦争に対する復讐"
「(クリス嬢は戦う術があるからいいものの、俺は生身だ。いくら自前の銃と剣があるっつってもなぁ)」
"雑音"相手には限界がある。
「また余計な事考えてんのか?」
「余計じゃねぇよ」
既にわかっての通り、クリスの口調は雷騎が育てたせいか荒っぽくなってしまっている。
それでも、一つだけ変わっていない"もの"があった。
「ったく、男の癖にウジウジすんじゃねぇよ。そんなんじゃ、やられちまうぞ」
「心配してんのか?」
「してねぇよバーカ」
クリスなりの"優しさ"だった。
素直じゃないのも、彼女が単に表に出すのが苦手なだけで。
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「別にあんたまで来る必要なかったんじゃないのか?」
「そうかい。碌にまともな飯も作れないクリス嬢は、何日も何年も生きられると?」
「…いちいち勘に触る奴だな」
二人はある事を心に決めていた。
それもあって、各国を回って次に辿り着いた先が日本。
「俺らの目標はわかってんな?」
「ったりめーだ」
"戦争に対する復讐"
「(クリス嬢は戦う術があるからいいものの、俺は生身だ。いくら自前の銃と剣があるっつってもなぁ)」
"雑音"相手には限界がある。
「また余計な事考えてんのか?」
「余計じゃねぇよ」
既にわかっての通り、クリスの口調は雷騎が育てたせいか荒っぽくなってしまっている。
それでも、一つだけ変わっていない"もの"があった。
「ったく、男の癖にウジウジすんじゃねぇよ。そんなんじゃ、やられちまうぞ」
「心配してんのか?」
「してねぇよバーカ」
クリスなりの"優しさ"だった。
素直じゃないのも、彼女が単に表に出すのが苦手なだけで。
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