誰が為に彼の者と往く
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……マジかよ」
家や人の焼ける臭いに混じって小さな泣き声が聞こえた。
特に気にはなかった雷騎だが、どのみち移動方向からのものだった。
やがて進むに連れて声はハッキリと聞こえてきて。
「パパぁ……ママぁ……ッ!」
そこには既に息絶えた血まみれの夫婦と、その子供と思われる少女がいた。
綺麗な銀色であっただろうの少女の髪は泥で黒く汚れていて、着ている服もボロボロだった。
「……おい…」
「ひッ!?」
大きくビクリと肩を跳ね上がらせた少女は恐々と振り向く。
クリッとした大きな目。
こんな戦場ではなく先程の容姿がきちっとなっていれば、それはもうどこかのお姫様じゃないかと疑うくらいの可愛らしい子供。
それが今では、涙で顔はグシャグシャな上に泥だらけときた。
「…何があったと聞くまでもねぇか」
地面に広がる夫妻の血溜まり。
どうあっても助かる見込みがないのは明白だった。
「その2人はもう助からねぇよ」
「、ゃ……やだぁ…ッ」
「はぁ…」
子供らしいと言えば子供らしい。
両親の元を離れたくない気持ちがわからなくもない。
が、ここは戦場だ。
いつ自分達にも被害が来るかわからない。
.
家や人の焼ける臭いに混じって小さな泣き声が聞こえた。
特に気にはなかった雷騎だが、どのみち移動方向からのものだった。
やがて進むに連れて声はハッキリと聞こえてきて。
「パパぁ……ママぁ……ッ!」
そこには既に息絶えた血まみれの夫婦と、その子供と思われる少女がいた。
綺麗な銀色であっただろうの少女の髪は泥で黒く汚れていて、着ている服もボロボロだった。
「……おい…」
「ひッ!?」
大きくビクリと肩を跳ね上がらせた少女は恐々と振り向く。
クリッとした大きな目。
こんな戦場ではなく先程の容姿がきちっとなっていれば、それはもうどこかのお姫様じゃないかと疑うくらいの可愛らしい子供。
それが今では、涙で顔はグシャグシャな上に泥だらけときた。
「…何があったと聞くまでもねぇか」
地面に広がる夫妻の血溜まり。
どうあっても助かる見込みがないのは明白だった。
「その2人はもう助からねぇよ」
「、ゃ……やだぁ…ッ」
「はぁ…」
子供らしいと言えば子供らしい。
両親の元を離れたくない気持ちがわからなくもない。
が、ここは戦場だ。
いつ自分達にも被害が来るかわからない。
.
