空虚の心
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「信じられるかあ?まだ産着に包まれてたんだってよ。俺を拾ってくれた…まあ爺さんなんだが、病気を患ってたにも関わらずガキを育てるときた」
「見過ごせなかったんだってよ」と、今回の雷騎が響に対する行動と同じようなものだった。
「俺のは育ての親に似たんだろうな…と、湿っぽくなっちまった。そんで、お前の名前は?」
「……聞いたら後悔すると思うけど」
「はっ、後悔なあ。飽きる程してきたっての」
鼻で笑った雷騎は「言ってみな」と目を合わせてきた。
「……立花…響」
「ああ…だからか」
「ッ…」
被害者である響に八つ当たりとも言える、周囲からの酷いバッシング。
相手がツヴァイウィングの事件を知っていると思うと、どうしても響の体の震えが止まらなかった。
すると。
「よく頑張ったな」
「あ……」
雷騎の肩に顔を埋められるように響を抱き寄せる。
こんな事をされた記憶がない響には、ある意味衝撃が大きかった。
そして何より。
「もう我慢すんじゃねえよ。独りは辛かったろ?寂しかったろ?」
「……、…」
「…今は思いっきり泣け。誰も見てねえよ」
「…ぅ……ぅぅっ…」
冷めきった体には、温もりが恋しい。
END
「見過ごせなかったんだってよ」と、今回の雷騎が響に対する行動と同じようなものだった。
「俺のは育ての親に似たんだろうな…と、湿っぽくなっちまった。そんで、お前の名前は?」
「……聞いたら後悔すると思うけど」
「はっ、後悔なあ。飽きる程してきたっての」
鼻で笑った雷騎は「言ってみな」と目を合わせてきた。
「……立花…響」
「ああ…だからか」
「ッ…」
被害者である響に八つ当たりとも言える、周囲からの酷いバッシング。
相手がツヴァイウィングの事件を知っていると思うと、どうしても響の体の震えが止まらなかった。
すると。
「よく頑張ったな」
「あ……」
雷騎の肩に顔を埋められるように響を抱き寄せる。
こんな事をされた記憶がない響には、ある意味衝撃が大きかった。
そして何より。
「もう我慢すんじゃねえよ。独りは辛かったろ?寂しかったろ?」
「……、…」
「…今は思いっきり泣け。誰も見てねえよ」
「…ぅ……ぅぅっ…」
冷めきった体には、温もりが恋しい。
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