天然故の…

「今思えばお前、あいつと戦ってる時…あ、あたしの………を…」

不意にクリスが口をモゴモゴとさせて言い辛そうにした。
心なしか顔も赤い気がする。

「あいつ?」
「ヴァネッサとか言う女だ…月遺跡で、お前とあたしがアマルガムを発動させて迎撃させる前…」

怪物と化したノーブルレッドの一人、ヴァネッサと対峙した時の事。
月遺跡での交戦中、ヴァネッサの放ったレーザーがクリスを狙った。
響が直ぐ様それに気付き、クリスを抱えて回避。
その際、偶然にも響の右手がクリスの胸に当てられ。

「あー…確かに弾力はあったな」
「や、やっぱり…!」
「腹か?」
「だぁれが脂肪だってぇぇッ!!?」
「ぐばッ!?」

女性に脂肪の話は厳禁である。
殴られた響はその場に倒れ込んだ。

「げふッ…わ、悪い…でもあれは、不可抗力で…ッ!」
「わかってるッ!けど…その……さ、触った責任は…とってくれよ…?」
「、…」

倒れた響を何やかんや言いながら手を差しのべるクリス。
しかし前屈みになっているせいか、彼女の豊満な胸が更に強調され…




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