歌姫の未来(あした)
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数ヵ月後、マリアのお腹は大きくなり臨月となった。
この頃にはかつての仲間がよく訪れ、特に調と切歌はひっきりなしに来るように。
マ「ふぅ…」
「大丈夫?」
マ「ええ、ありがとう。母親になるというのは、色々と大変なのね」
「だな。産まれたら、もっと大変になるだろうな」
マ「ねぇ雷騎、産まれてくる子…男の子がいい?それとも女の子?」
よくある夫婦の会話。
マリアはあえて、産まれてくる子供の性別を医者から聞かないでいた。
楽しみの一つとして置いておきたかったのだ。
「俺はどっちでも。元気ならそれでいいさ。でも、そうだな…言うならマリアに似た美人な女の子かな」
雷騎の言葉にマリアは微笑む。
マ「もし女の子なら…付けたい名前があるのだけど」
「ん?」
マ「……セレナ」
ポツリと零れたそれは、マリアの妹の名前だった。
「それは…」
マ「…駄目、かしら?」
「…いいや、いいんじゃないか?うん…そうだな。幸せになってもらわないとな。この子にも…"セレナ"にも」
早くに散ったセレナと、これから産まれてくるであろう命。
十分に与えられなかった幸せを、"今度こそ"。
「もし男の子なら、名前は俺が考えてもいいか?」
マ「ええ。きっとこの子も喜ぶわ」
数週間後。
一つの命は、母親の胸に抱かれながら目を覚ました。
目が合った母親は、優しい笑顔でこう言った。
マ「おはよう、セレナ」
切(セレナ、こっちデスよー)
セ(あ~ぅ)
調(セレナは誰にでもなついてるね)
ク(拐われないように気を付けろよ。特に…)
響(な、何で私を見るのクリスちゃん…!?)
未(この前、響が抱っこしたまま帰ろうとしたからでしょ)
セ(う?)
響(だって、こんなにも可愛いのがいけな……ぁ…)
ク(やっぱ確信犯じゃねぇかッ!)
(セレナは皆の人気者だなぁ)
マ(呑気なものね……セレナが雷騎に似ないか心配だわ)
NEXT:あとがき
この頃にはかつての仲間がよく訪れ、特に調と切歌はひっきりなしに来るように。
マ「ふぅ…」
「大丈夫?」
マ「ええ、ありがとう。母親になるというのは、色々と大変なのね」
「だな。産まれたら、もっと大変になるだろうな」
マ「ねぇ雷騎、産まれてくる子…男の子がいい?それとも女の子?」
よくある夫婦の会話。
マリアはあえて、産まれてくる子供の性別を医者から聞かないでいた。
楽しみの一つとして置いておきたかったのだ。
「俺はどっちでも。元気ならそれでいいさ。でも、そうだな…言うならマリアに似た美人な女の子かな」
雷騎の言葉にマリアは微笑む。
マ「もし女の子なら…付けたい名前があるのだけど」
「ん?」
マ「……セレナ」
ポツリと零れたそれは、マリアの妹の名前だった。
「それは…」
マ「…駄目、かしら?」
「…いいや、いいんじゃないか?うん…そうだな。幸せになってもらわないとな。この子にも…"セレナ"にも」
早くに散ったセレナと、これから産まれてくるであろう命。
十分に与えられなかった幸せを、"今度こそ"。
「もし男の子なら、名前は俺が考えてもいいか?」
マ「ええ。きっとこの子も喜ぶわ」
数週間後。
一つの命は、母親の胸に抱かれながら目を覚ました。
目が合った母親は、優しい笑顔でこう言った。
マ「おはよう、セレナ」
切(セレナ、こっちデスよー)
セ(あ~ぅ)
調(セレナは誰にでもなついてるね)
ク(拐われないように気を付けろよ。特に…)
響(な、何で私を見るのクリスちゃん…!?)
未(この前、響が抱っこしたまま帰ろうとしたからでしょ)
セ(う?)
響(だって、こんなにも可愛いのがいけな……ぁ…)
ク(やっぱ確信犯じゃねぇかッ!)
(セレナは皆の人気者だなぁ)
マ(呑気なものね……セレナが雷騎に似ないか心配だわ)
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